「不器用なんで…」“ハムの健さん”大田 “黄色いハンカチ”ユニで1号

[ 2017年4月30日 08:50 ]

パ・リーグ   日本ハム3―2楽天 ( 2017年4月29日    札幌ドーム )

<日・楽>5回1死、移籍1号となるソロ本塁打を放った大田は笑顔でタッチ
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 勝利の瞬間はネクストバッターズサークルで迎えた。歓喜のウオーターシャワーとともに日本ハム・大田がグラウンドに駆けた。移籍後初アーチが田中賢のサヨナラ打を生み「うれしい。この感触を忘れないように今日は寝ないです」と笑った。

 感触は最高だった。1―0の5回1死。美馬のカットボールを振り抜くと、強烈な打球が左中間席に届いた。「今までの自分は小さくなって安打を打ちにいったり、右方向に流しにいったりした。自分の良さを見直して、そういうものを出したいと思っていた」。開幕直前、古巣・巨人とのオープン戦(札幌ドーム)で左脇腹を痛め負傷離脱。今月23日に移籍後初昇格を果たし、遠征から戻っての本拠地初戦だった。「札幌ドームでケガをして、(札幌に)戻ってきた1試合目で本塁打を打ててうれしい」と話した。

 恒例の北海道シリーズ2017「WE LOVE HOKKAIDO」初日。来場者全員に映画「幸福の黄色いハンカチ」をモチーフにした限定ユニホームが配られ、4万1138人を集めた満員のスタンドは黄色に染まった。この名作で主演を務めたのが「不器用」で知られる高倉健さん。大田は、23日の初打席にヘッドスライディングで移籍後初安打の内野安打をもぎ取った。「自分の場合、故障を恐れたら野球にならない。不器用なんで…」。ファンに「幸福」を運んだ。

 前日は自らも絡んだトレードで巨人に移籍した石川がヤクルト戦で1号。自身も1日遅れで、新天地で存在感を示した。

 「数字を見れば悲惨ですけど、もっともっと本塁打を打てるように頑張りたい」

 チームは初のサヨナラ勝ちで今季2度目の2連勝。浮上には新たな力が必要不可欠だ。 (柳原 直之)

 ▽幸福の黄色いハンカチ 1977年公開の山田洋次監督の映画で、ニューヨーク・ポストに掲載されたピート・ハミルのコラム「Going Home」が原作。北海道を舞台に、主演の高倉健さんが不器用な生き方しかできない男を見事に演じた。何十枚もの黄色いハンカチが風にたなびく中、高倉さんが倍賞千恵子演じる妻が待つ家に帰っていくラストシーンはあまりにも有名。

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