阪神・岩崎 無死二、三塁で登板3人斬り 金本監督「素晴らしかった」

[ 2017年4月30日 09:10 ]

セ・リーグ   阪神3―6中日 ( 2017年4月29日    甲子園 )

<神・中>6回無死二、三塁から登板し、ピンチをしのいだ岩崎
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 崖っ縁で託されたバトンを無傷でつないだ。2番手で登板した阪神・岩崎は、完璧な投球を披露し、相手に傾きかけた流れをイーブンに戻した。

 「自分の力を出せるようにと思って投げた。それができたと思う」

 同点の6回、先発・青柳の招いた無死二、三塁のピンチでマウンドに上がると、左腕から放たれるボールがうなりを上げた。亀沢をフルカウントからスライダーで空振り三振に仕留めると、代打・荒木は143キロ直球で連続三振。最後は大島も直球で遊ゴロに退け、1点も与えない、これ以上ない結果で役目を果たした。

 「(直球の状態は)シーズンの始めよりは上がってきているので、これからもっと上げていきたい」

 金本監督から大きな期待をかけられ、今季から中継ぎに転向したが、試練は少なくなかった。3月上旬に背中の張りを訴えてオープン戦の登板を回避するなど、なかなか状態は上がらず。指揮官のほれ込んだ、高めに浮き上がる独特の軌道を描く直球は、本来のキレを欠いた。

 「(投球動作の中で)力の入りが早くなってしまって、踏み出しが弱くなってしまっている」

 投球フォームの微妙なズレの修正に苦戦。それでも、キャッチボール、ブルペン投球と、腕を振り続けることで「もうそれ(踏み出しの弱さ)は感じなくなった」と手応えを得ていた。

 この日、中日打線を封じ込めた姿が、完全復活の何よりの証し。金本監督からも「あそこは素晴らしかった。(今後は勝ちパターンも)十分、十分」と敗戦の中、大きな収穫として挙げられた。本来は、新セットアッパーとしての構想があった。開幕から約1カ月。“新天地”でようやく輝きを放ち始めた。(遠藤 礼)

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