楽天・三好 今季初先発も浮かれず ライバル茂木と「違った良さ」出す

[ 2017年4月28日 10:30 ]

ファンの声援に応える楽天・三好匠内野手
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 楽天のプロ6年目の三好匠内野手(23)が、26日のロッテ戦(Koboパーク宮城)で「9番・遊撃」で今季初先発し、2安打1打点と結果を残した。フル出場から一夜明けた翌27日には「めっちゃ疲れてますよ」とおどけながらも「緊張もあったけど“やってやろう”という気持ちだった。早出練習などが結果に表れて良かった」と振り返った。周囲からの祝福メールも約40通届き、心地いい疲労感を楽しんだ。

 ただ、あくまでも25日のロッテ戦(東京ドーム)で、左かかとを痛めた茂木に代わる出場。それを本人も自覚している。今季開幕から「1番・遊撃」で18試合連続で先発出場した茂木とは同学年。オフの沖縄での自主トレを「銀次組」で過ごした仲間で、食事にも行く仲だ。

 それと同時にライバルでもある。プロの世界では九州国際大付から高卒で11年にドラフト3位で入った三好の方が、桐蔭学園から早大を経て、16年に入団した茂木よりも4年先輩。「僕の方が先にプロに入っているし、負けたくない気持ちはある。結果が全ての世界なので、(茂木とは)違った良さをアピールしていきたい」と負けん気の強さも十分だ。

 昨年、U―23W杯で優勝した日本代表では主将の重責も担った三好。プロ6年目とはいえ、高校までは投手で、野手としてはまだまだ伸びしろもある。同い年の茂木の活躍に刺激を受けながら、虎視眈々とレギュラーの座を狙っている。(記者コラム・黒野 有仁)

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