オリ 37年ぶり西武戦開幕5連勝 “やらかした”一転サヨナラ勝ち

[ 2017年4月28日 05:30 ]

パ・リーグ   オリックス3―2西武 ( 2017年4月27日    京セラドーム )

<オ・西>9回、サヨナラ勝ちに沸くオリックスナイン
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 “神ってる”ならぬ、“仏ってる”だ。オリックスが今季初のサヨナラ勝ち。西武戦での開幕からの5連勝は1980年以来37年ぶりとなり、3連勝で貯金は今季最多8まで増えた。接戦での白星をたぐり寄せた小谷野を、福良監督は仏の表情を浮かべ「(小谷野)栄一の執念でしょうね」と豪快に笑って称えた。

 サヨナラ打のないサヨナラ劇だ。2―2の9回1死で駿太が右翼線二塁打を放つ。2死後、休養に充てられて代打起用された小谷野が仕事を果たした。1ボールからの146キロを引っかけたゴロだったが、処理した三塁手・中村がお手玉した上に一塁送球が逸れてファウルゾーンへ。ボールが転々とする間に駿太が一気に生還する「サヨナラ失策」で決着した。

 小谷野は「打った瞬間は“やらかした”って思いました。(逸れた送球が当たりそうになり)危ないって思ったら、みんなが来るから。何が起きたのか分からなかった。みんなの執念でしょうね」と振り返った。敵失によるサヨナラ勝利は15年6月12日阪神戦(京セラドーム)以来2年ぶり。しかも、この3連戦は全て1点差を勝ち切ったもので、勢いだけでなく地力も見せつけた。

 試合のなかった楽天に1・5ゲーム差にジワリと詰め寄った。指揮官は「目の前の1試合1試合を考えている。選手も、それだけだと思います」と3年ぶりの奪首へ、その背中は既に視界に捉えている。 (湯澤 涼)

 ▼オリックス・松葉(7回2失点で勝敗付かず)チームが勝ったことが救いですね。(6回の2失点は)先頭を出してしまったことが一番。先頭を出すと失点をする確率が高くなってしまうので、そこは、しっかり修正したい。

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2017年4月28日のニュース