ハム中田 待望の今季1号がV3ラン「最高の結果になってくれた」

[ 2017年4月27日 22:17 ]

パ・リーグ   日本ハム5―4ソフトバンク ( 2017年4月27日    ヤフオクD )

<ソ・日>ファンに手を振る日本ハム・中田
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 「行ってくれ!」心の中でそう叫んだ。2―2の延長10回2死一、二塁。日本ハムの主砲・中田のバットがソフトバンク・森の甘く入ったカーブを捉える。ボールがホームランテラスに飛び込むのを確認した主砲は走りながら雄叫びを上げた。

 連敗を10で止める値千金の一撃。「本当に苦しい日々が続いていて、ファンの方にも嫌な思いをさせていたので…ここから切り替えて頑張っていきたい」と中田。

 右内転筋を痛めて戦線を離脱。23日の西武戦で復帰後は3試合で12打数1安打と振るわず、チームも連敗を止めることが出来ずにいた。この日はソフトバンクの先発バンデンハークが6回まで無安打の快投。中田は7回にチーム初安打となる左中間二塁打を放ってレアードの先制2ランにつなげ、延長10回は勝ち越し3ラン。この一発が待望の今季1号だった。

 「次につなげようと、フルスイングを心がけた。最高の結果になってくれました。打った瞬間は入るかどうか分からなかったので“行ってくれ”と願ってました」

 長かった連敗のトンネルを脱出。この日でビジターでの連戦を終え、2週間ぶりにホーム札幌に戻る。「きょうの勝ちはチームにとって大きい。札幌に帰って、またファンのみなさんと頑張っていきたい」。復活のノロシを上げたハムの主砲が巻き返しを誓った。

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