ソフトB 鮮やか速攻4点 先制した試合は今季9勝1敗

[ 2017年4月27日 05:30 ]

パ・リーグ   ソフトバンク4―1日本ハム ( 2017年4月26日    ヤフオクドーム )

<ソ・日>初回1死、ソロ放った今宮はナインの出迎えを受ける
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 先手必勝だ。ソフトバンクは26日、日本ハム戦(ヤフオクドーム)で追い込まれる前に叩く“超積極打法”を展開。初回に今宮健太内野手(25)の今季1号ソロをはじめ、鮮やかな速攻で一挙4点。そのまま逃げ切って2連勝、貯金2とした。順位はまだ4位ながら浮上のきっかけとなり得る快勝だった。

 迷いはなかった。初回1死だ。1ボール1ストライクから日本ハム・村田の139キロカットボールを振り抜いた。今宮の打球は左翼席まで届いた。先制1号ソロ。この一発を皮切りに初回一挙4点。苦手克服への“超積極打法”がはまった。

 「ホームランはたまたまですけど“積極的に”というのは円陣でも出た。引かずにどんどん攻める気持ちでいきました」

 続く柳田は四球で出塁すると、すかさず二盗。25日の打撃練習で左手甲に打球を受けていた内川はテーピングを施しての出場だったが、左前適時打で加点する。とどめは1死一塁でデスパイネの3号2ラン。全員、今宮と同じく追い込まれる前に叩いた快音だ。

 村田はチームが苦手とする「ムービング系」だった。13日の同カード(札幌ドーム)では4回1失点とつかまえきれなかった。9日の西武戦(メットライフドーム)は、同じタイプのウルフに7回1失点。だから思考を変えた。藤本打撃コーチは「詰まるか、先っぽに当たるかもしれないけど積極的にスイングを入れよう」と攻略法を伝授。思惑通りの速攻だった。

 今宮には、成長を見せたい親友がいた。明豊高時代のチームメートで2年までポジションを争った歌手の下松翔がこの日始球式を務め、試合も見守った。「昨夜も家に泊まった。(テレビゲームの)パワプロをやりました(笑い)。違う舞台ですけど、トップ目指して戦う仲間。いい刺激を与えられた」と先制&決勝本塁打のヒーローは笑った。

 「先手必勝」は言い過ぎかもしれないが、主導権を握ればかなり強い。先制した試合はこれで9勝1敗だ。5試合ぶりの先制で優位に進め、がっちり白星をつかんだ工藤監督は「いい形がつくれたし、いい得点の形だね。初回の4点で主導権がこっちに来た」とうなずいた。6勝0敗と“お得意様さま”のロッテ以外から初めてのカード勝ち越し。少しずつ勝ちパターンが見え、チームに上昇気配が出てきた。

 21日の楽天戦(ヤフオクドーム)から今宮はミートポイントを体の前に置き、感覚が上向いた。イメージは昨季、取り組んだ「テニス打法」に近い。ただ、今季初めてのヒーローインタビューに臨んだ背番号2は貪欲だ。「まだまだ勝って日本一を目指していきます」。力強く宣言し、表情を引き締めた。 (福浦 健太郎)

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