中日ドラ2京田 サヨナラ敵失呼んだ!気迫ヘッド「無意識に出た」

[ 2017年4月20日 05:30 ]

セ・リーグ   中日4―3阪神 ( 2017年4月19日    ナゴヤドーム )

<中・神>9回2死二、三塁、サヨナラを呼び込んだ京田(右)は笑顔でハイタッチ
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 3―3の9回2死二、三塁。中日・京田の放った打球が鳥谷のグラブをはじく。「無意識に出た。勝ちたかったので」。ヘッドスライディングで一塁に飛び込んだ。塁審の手が水平に広がる。セーフ。地面に手をたたきつけ喜びを爆発させた。

 「前に飛ばせば何かあると必死に食らいついた。自分の持ち味は足なので、全力疾走しました」。記録は失策となり、打点こそつかなかったが、50メートル5秒8の俊足ルーキーが足でもぎ取ったサヨナラ勝ちだ。連敗を3で止めた森監督も「疲れますね。すきっとはいかないが、良しとしてください」と留飲を下げた。

 指揮官の大きな決断が勝利に結びついた。得点力不足に悩む打線の改革に着手。打率・210と不振のゲレーロをスタメンから外し、主砲のビシエドを7番に下げた。「(得点が)できなければ、動くしかないでしょ」と3番に大島、4番に平田を並べた新打線は初回1死二、三塁から平田の左犠飛で先制。2―3の8回にも2死二塁から大島の左前打で同点に追いつき、サヨナラ勝ちを呼び込んだ。「皆、必死でやっている。勝ちたい思いは一緒」と指揮官。執念の一勝だった。 (徳原 麗奈)

 ▼中日・荒木(今季初の3安打で通算2000安打まであと27本)コツコツ打ってきただけ。もっと記録を伸ばしていけるようにしたい。

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