プロ注目右腕の九州三菱自動車・谷川 連投実らず敗戦

[ 2017年4月20日 09:20 ]

社会人野球・第60回JABA岡山大会予選リーグDブロック   JFE西日本5―1九州三菱自動車 ( 2017年4月19日    倉敷マスカット )

九州三菱自動車・谷川昌希投手
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 18日のシティライト岡山戦で3回2/3を投げた完了登板から約14時間後、九州三菱自動車の先発マウンドには再び最速147キロ右腕の谷川昌希(24)が上がっていた。

 「連投は予想していたし、軸として投げないといけない自覚を持ちながらやっています」

 5回まではこの日の最速143キロの直球を軸に散発2安打。しかし、疲れの見え始めた6回に併殺崩れで同点とされ、7回は代打・橋本、岡に続けて適時長打を許したところで降板。6回2/3を5失点(自責4)で敗戦投手となった。

 昨年のドラフトではチームの先輩・有吉優樹投手(26)がロッテ5位指名を受けたが、自らの名前は呼ばれず。その分、

「今年はプロしか見ていない」と強く意気込んでいる。昨年まで2年間、投手コーチを務めた元ダイエーの山内孝徳氏からは、インコースの使い方を指導された。「そこに投げきれることで投球の幅が広がるし、自分も楽になる」。この日は内角を突くあまり、2死球を与えたが、持ち味の強気の投球を貫いた。比嘉康哲監督は「都市対抗予選は連戦もあるので、これくらい投げてもらわないと。谷川で負けたら、しょうがないです」とかばった。

 今大会はリーグ戦の全3試合に登板。「先発も中継ぎもできたので、いい経験になった。自分のために頑張ることが、チームのためにもなる。結果を残していきたい」。主戦としてチームを引っ張る覚悟が見えた。

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2017年4月20日のニュース