そろそろ?ラミレス監督 筒香の復調予告「1本打てば変わる」

[ 2017年4月18日 05:30 ]

セ・リーグ   DeNA―広島 ( 2017年4月18日    マツダ )

DeNAの筒香
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 DeNAにとって広島は、昨季の終戦の地だ。10月15日、クライマックスシリーズ・ファイナルステージ第4戦で敗退。筒香は、最後の打者として空振り三振に倒れた悔しさを忘れてはいない。

 それ以来となるマツダスタジアムでの試合。現地入りした主砲は「相手がどこのチームでも僕がやることは変わらない。試合に向けて良い準備をするだけ」と淡々と語った。開幕して間もないが、首位を走る広島とは早くも5・5ゲーム差が開いた。力と勢いを兼ね備えた強敵。筒香はシーズンを前に「本気で優勝を目指す」と誓った。そのために、ライバル打倒は避けては通れない。

 開幕からここまで14試合で60打席47打数12安打、打率・255。本塁打は、いまだゼロ――。44本塁打と110打点で2冠王に輝いた昨季、最も長い本塁打ブランクは43打席だったが、その線は優に越えた。それでも、25歳に動じる様子は一切ない。「感覚はだいぶ良くなっている」。ラミレス監督も「もうすぐ目覚めるよ。1本打てば変わる」と復調を予告した。

 心強いデータが並ぶ。マツダスタジアムでは昨年、レギュラーシーズン9試合で打率・414、6本塁打、12打点と打ちまくった。打率も本塁打もセ・リーグのビジター球場では最高の数字だ。さらに、18日に先発する野村との対戦成績も7打数3安打、2本塁打7打点と抜群。最多勝と最高勝率の2つのタイトルを獲得した右腕をカモにしていた。

 この日は静養に努め、戦いの準備は万端。3つの借金を抱えるチーム、そして自分自身を浮上させる号砲を、広島の夜空へと打ち上げる。 (中村 文香)

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2017年4月18日のニュース