【追球】ハム勝てない焦り?三走・岡勇み足けん制死

[ 2017年4月12日 09:45 ]

パ・リーグ   日本ハム0―3ソフトバンク ( 2017年4月11日    札幌ドーム )

<日・ソ>2回1死一、三塁、飛び出してアウトになる岡。三塁手は松田
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 先制点への思いの強さが「勇み足」となった。2回の日本ハムの攻撃。1死一、三塁で打者・大野へのサインは「セーフティースクイズ」。初球は外角に大きく外れ、大きなリードオフを取っていた三塁走者の岡がソフトバンクの捕手・甲斐のけん制で刺された。

 岡が「僕の注意不足」と反省した一方で、白井内野守備走塁兼作戦担当コーチは「岡の走塁は問題ない。いいスタートを切るため」と説明。走者が投球と同時にスタートするスクイズと違い、セーフティースクイズは打者がゴロを転がした瞬間にスタートする。判断は難しく、少しでも大きなリードオフが成功率を高める。岡も実践した。

 一方で甲斐は冷静だった。直前の無死一、三塁。横尾が初球で遊飛に倒れた際、岡の大きなリードオフを確認していた。「すぐ(三塁の)松田さんに(大野の初球で)けん制サインを出した」。外角にボール球を要求し、素早く刺した。

 日本ハムは開幕から打線が低調だ。大谷、中田を欠き、この日は難敵の千賀が相手。先制点は是が非でも欲しかった。「三塁けん制はある場面。まあ、いろいろと駆け引きもある」と栗山監督。6連敗で借金は6に増えた。 (山田 忠範)

 ▼日本ハム・高梨(3回に満塁から投球時につまずくボークで先制点を与えるなど今季初黒星。昨季から続いた先発での連勝は9で止まる)いつかこういう時も来る。これから先、負けないような投球をしたい。

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2017年4月12日のニュース