中崎抹消…首位攻防戦へ暗雲 代役守護神ジャクソンに託す

[ 2017年4月11日 05:46 ]

厳しい表情でマツダスタジアムでの練習を終えた広島・中崎
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 セ・リーグ首位を快走する広島に気掛かりな事態が発覚した。中崎翔太投手(24)が10日、右腹部の違和感のため出場選手登録を抹消された。本拠地マツダスタジアムでの投手練習に自主参加。首脳陣が状態を確認し、大事を取ってストップをかけた。開幕投手のジョンソンに続く守護神の離脱。11日からの巨人3連戦(東京ドーム)ではジャクソンが代役を務める模様だ。

 敵地での巨人、阪神6連戦に備え、先発投手陣が汗を流したマツダスタジアム。午前11時に始まった練習には、中崎の姿もあった。畝投手コーチとキャッチボールし、約60メートルの距離で遠投をこなす。動き自体は何ら異変を感じさせない。ただ、終了後の囲みでは示唆する発言があった。

 「調整です。キャッチボールでリリースの感覚などを確認したかった。(状態は)徐々によくなっているし、もうちょっとなので」。そう説明して練習参加をカムフラージュしたが、体調面の不安を問われると「多少はある」と吐露。決して弱みを見せない男には極めて異例の発言だった。

 出場登録抹消は、帰途に就いた1時間後の午後3時に発表された。中崎が右腹部に違和感を覚えたのはこの日の朝。状態を確認するため練習に参加し、キャッチボールなどをこなしたが、畝投手コーチが大事を取ってストップをかけた。同コーチが状況を説明する。

 「“ちょっと力が入らない”ということだったので、本来のパフォーマンスが発揮できないと判断した。一日も早く復帰してもらうため、大事を取った」

 開幕投手のジョンソンに続く守護神の離脱。快進撃のチームに影を落としかねない事態だが、畝投手コーチは「全員でカバーするしかない」と力を込めた。代役は8日のヤクルト戦(マツダ)で来日初セーブを挙げたジャクソンが務める見込み。ヘーゲンズが代わって出場選手登録される。

 中崎は日南1次キャンプ終盤の2月18日にインフルエンザを発症。3月3日の1軍合流後も状態は上がらず、同16日の楽天戦(静岡)がオープン戦初登板と出遅れた。今季はここまで5試合に登板し、1勝1セーブ、防御率3・18だった。

 11日から3軍で患部の治療を開始する。登板61試合で34セーブ、防御率1・32の好成績をマークし、昨季の25年ぶりリーグ優勝に貢献した守護神。今春はアクシデントが続くが、早期の復帰を信じて待ちたい。(江尾 卓也)

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