渡部&希へ“ご祝儀星”送る!秋山アツ〜い誓い

[ 2017年4月11日 05:51 ]

ランニングで調整する秋山
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 12日のDeNA戦(横浜)に先発予定の阪神・秋山拓巳投手(25)が10日、甲子園球場での投手指名練習に参加し“ご祝儀星”を誓った。9日に女優の佐々木希(29)との結婚を発表したお笑いコンビ「アンジャッシュ」の渡部建(44)とは親交が深く、球場でも何度か声援を送られている仲。いま芸能界で最も熱いカップルに今季初勝利の熱投を届ける決意だ。

 感謝の思いを白球に込め、マウンドで祝福を体現したい―。秋山が親交の深い渡部の「吉報」に頬を緩ませた。

 「驚きました。知らなかったです。開幕前に連絡を取り合いましたね。東京で試合がある時は見に来てくれるみたいなんで」

 阪神ファンだけでなく、「高校野球大好き芸人」としても名高い渡部からは高校通算48本塁打を誇って「伊予ゴジラ」の異名を取った西条高時代から認知され、満を持して入団1年目に対面。以降も交流を続けてきた。649日ぶりに1軍で白星を挙げた12年6月30日のヤクルト戦でも神宮球場の内野席から声援を送られ、「やってもらわなきゃ困る。(今後も)ローテに入ってもらわないと」と激励もされた。

 多忙なスケジュールの合間を縫って、球場に足を運んでくれた恩は忘れていない。佐々木希を射止める“特大ホームラン”を放った「兄貴分」に届けるのは、言葉よりも先に白星だ。「昨日の今日なんで、まだできていないです」。メールや電話での連絡はあえて封印。12日に迫った今季2度目の登板で“ご祝儀星”を送ると決めた。

 最高のシナリオを描く自信はある。春季キャンプで快投を続けて開幕ローテーションの切符をつかむと、今季初登板だった5日のヤクルト戦(京セラドーム)では6回0/3、2失点。開幕から不振の続いていた先発陣の中で初めてクオリティースタート(6回以上自責点3以内)を記録した安定感が際立った。

 試合後、金本監督からも直接称えられ、「(今後も)コンディションを大事に」と助言を送られた。「今まで良い時が短かった時は(好調の)理由も分からなかった。(今は)分かってます」と好投の根拠は自己分析済み。勝ち名乗りを上げる準備は整った。

 DeNAは昨年9月16日(甲子園)に対戦して5回2/31失点で1539日ぶりの勝利の美酒を味わった相手で、イメージは悪くない。好投の再現へ10日の指名練習ではキャッチボール、ショートダッシュなどで汗を流した。「イニングの先頭をきっちり抑える。走者をためないことをやっていきたい」。飛躍を期す8年目。今季初勝利で確かな第一歩を踏み出す時が来た。(遠藤 礼)

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2017年4月11日のニュース