巨人キラー能見 信頼通り7回途中3失点 金本監督「ほぼ100点満点」

[ 2017年4月10日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神4―3巨人 ( 2017年4月9日    甲子園 )

<神・巨>5回無死一塁、能見は長野を遊ゴロ併殺打に仕留める
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 「巨人キラー」が、勝利に貢献した。阪神の先発・能見は7回途中3失点と粘投。15年7月22日以来、自身の巨人戦通算21勝目は逃したが、きっちりと試合を作った。

 「しっかりと高さを意識して投球することができた。(逆転された7回は)仕方ないのもあるし、試合の流れ的なところもあったので」

 初回から危なげなく立ち上がった。140キロ前後の直球、スライダー、チェンジアップ、フォーク、シュートをコーナーに散りばめた。相手打線に的を絞らせず、凡打の山を築かせた。3回まで完全投球を続け6回まで無失点。打順3巡目となった7回に2、3、4番に3連打を浴びて1点を失い、なおも無死一、二塁で無念の降板。とはいえ5日ヤクルト戦の秋山と並ぶ今季の先発最長となる6回0/3を投げ、最低限の役割を果たした。

 今季初登板だった2日の広島戦(マツダ)では3回1/3で4失点と乱調。それでも5月に38歳を迎えるベテランは、中6日の登板間隔で状態を立て直した。金本監督も「ほぼ100点満点じゃないですか。テンポと言い、ボールの高さと言いね。前回ああいう投球で、今回はどうかなというところで、ちゃんと修正して、ああいう投球をしてくれますから。そこら辺がやっぱり信頼の置ける投手ということになる」と称え、改めて信頼を寄せた。

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2017年4月10日のニュース