張本氏、大谷を心配「野球生命ダメになるかも」 中畑氏は起用法に「喝」

[ 2017年4月9日 10:02 ]

野球評論家の張本勲氏
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 野球評論家の張本勲氏(76)が9日、TBS系「サンデーモーニング」(日曜前8・00)にゲスト出演。8日のオリックス戦(京セラドーム)で負傷交代し、試合後に「左大腿二頭筋肉離れ」と診断された日本ハム・大谷翔平投手(22)について「野球生命ダメになるかもわからんよ」と心配した。

 右足首痛でWBC不参加となった大谷は打者に専念して今季開幕を迎え、ここまで打率・407、2本塁打と好調。しかし8日の試合の初回の走塁中に左足に違和感を覚えて途中交代し、左大腿二頭筋肉離れと診断された。実戦復帰まで4週間程度を要する見込みで、投手としての復帰はさらに遅れることが予想される。

 大谷の二刀流について以前から反対を唱え、今年2月に大谷が右足首痛でWBCを欠場した際には「練習不足になりますから。(二刀流で)両方やるというのは難しい」と話していた張本氏。投手としての才能を買っているだけに、この日も「心配だね。野球生命ダメになるかも分からんよ。練習不足で、前から言ってるでしょ」とあえて苦言を呈した。

 ゲスト出演した前DeNA監督の中畑清氏(63)は「いい監督なんですけど…」と前置きしたうえで、日本ハムの栗山英樹監督(55)に対して「大谷の起用法にクエスチョンマークが付く」とコメント。「WBC欠場した後に完治させるために治療に専念させなかったのかな。これから先、野球人生長いんです。不安を抱えながらプレーすることにどれだけデメリットがあるかっていることをなぜ考えなかったのかな」と起用法に疑問を呈した。

 同監督が再発防止のため大谷に「全力疾走禁止」を通告していたことについても、「本人に言えばいいことで、ファンに対しては怠慢プレーを促しているのと同じことなんですよ」と熱弁をふるった中畑氏。張本氏に「先輩、小さい『喝』はないんですか?」と問うと「大きくていいよ」と返され、栗山監督に「喝」を出していた。

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2017年4月9日のニュース