【追球】指示は投手カットも…ライアン小川　サイン見落とし重盗失点

セ・リーグ   ヤクルト１―２広島 （ 2017年4月8日    マツダ ）

＜広・ヤ＞２回２死一、三塁、一走・安部が二盗する間に本盗を決める新井。捕手・中村
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　一つのサインミスが、ヤクルトにとって手痛い失点に直結した。０―０の２回２死一、三塁で打者は石原。２ストライクから一塁走者・安部が二盗を仕掛けると、捕手・中村は二塁へ低く送球したが、投手の小川が送球をしゃがんでよけてしまった。重盗を許して三塁から新井が生還し、先制点を献上。なおも２死二塁から石原に右前適時打を浴び、この回２点を失った。

　小川がカットして三塁走者の動きをけん制する「投手カット」の指示が出ていたが、サインを見落とした。小川は「自分のミスで失点して申し訳ない」と悔やみ、真中監督も「向こうを乗せてしまうプレーになってしまった」と嘆いた。

　仮に二塁盗塁を許しても、石原の後は９番の岡田で、無失点で切り抜けられる場面だった。余計な失点でビハインドの展開を強いられ、先制された試合は１勝５敗だ。中村は「今日みたいに致命的な１点になりかねない。防げるミスを防いでいかないと」と言った。チームも４連敗。防げるミスを減らさなければ、白星は重ねられない。　（原田真奈子）

　▼広島・新井（三塁コーチの）河田さんの指示通り。足の速い遅いは関係ない。どれだけ次の塁を意識するか。