カブス上原 昨季から18戦連続無失点 指揮官「完璧な仕事」

[ 2017年4月9日 05:30 ]

ナ・リーグ   カブス1―2ブルワーズ ( 2017年4月7日    ミルウォーキー )

<ブルワーズ・カブス>7回に登板し、1回を3者凡退に抑えたカブス・上原
Photo By ゲッティ=共同

 カブスの上原が早くも新天地で信頼を勝ち取ろうとしている。ブルワーズ戦の1―1の7回から登板。先頭のアーシアを直球で空振り三振に仕留めると、2死から昨季168安打の1番ビラーも直球で空振り三振。

 チームは延長11回でサヨナラ負けを喫したとあって「自分の投球よりも、チームが勝たないと意味がない」と淡々。それでも開幕から3試合連続無失点、昨季所属したレッドソックス時代を含めれば、18試合連続無失点に伸ばした右腕をジョー・マドン監督は「完璧な仕事」と称えた。

 この日最速は87・4マイル(約141キロ)。剛腕ぞろいの大リーグにおいて球速では劣るが、打者が球速以上に伸びるように見える直球の回転数は群を抜く。無失点投球を続けている18試合で与えた四死球もわずか4個だ。

 チームは開幕4試合で2勝2敗。「今は辛抱」と話す百戦錬磨のベテランがワールドシリーズ連覇を狙うチームの投手陣を支えていく。

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2017年4月9日のニュース