バムガーナーの史上初の快挙やボールがプロテクターにくっつく珍事も

[ 2017年4月8日 16:37 ]

 開幕から5日間のメジャーリーグの話題をまとめて紹介(日付は現地時間)。2日は開幕戦3試合が行われ、3年連続で開幕投手を任されたヤンキースの田中は、序盤からレイズ打線につかまり、2回2/3を投げて8安打7失点で敗戦投手となった。ヤンキースの開幕投手が3回までに7失点を喫するのは、1973年のメル・ストットルマイヤー以来。また、ヤンキースは球団最長となる6年連続での開幕戦黒星を喫した。

 ジャイアンツの開幕投手はバムガーナー。ダイヤモンドバックスを相手に7回6安打3失点と好投を見せたが、メジャーを代表する左腕投手は2本塁打とバットでも活躍。開幕戦で投手が2本の本塁打を記録するのはメジャー史上初という快挙だった。

 3日は雨天中止の1試合を除く、開幕戦11試合が行われた。レンジャーズのダルビッシュはメジャー6年目で初の開幕投手。前年のリーグ覇者インディアンスを相手に6回1/3、4安打4失点の内容で、勝利投手の権利を残して降板したが、チームがその後に逆転され、勝敗はつかなかった。

 ドジャースのカーショーは7年連続の開幕投手。パドレスを相手に7回2安打2失点と好投を見せて白星スタートを切った。開幕戦を得意にしているカーショーは、7試合の登板で5勝無敗、防御率0・99。

 4日はドジャースの前田とマリナーズの岩隈が今季初先発。しかし、前田は5回6安打3失点、岩隈は6回4安打2失点の好投も打線の援護がなく、両投手とも黒星を喫した。

 5日はマーリンズのイチローが代打で今季初出場。しかし、メジャー17年目最初の打席は空振りの三振に倒れた。これまで積み上げた安打は3030本。メジャー歴代23位、ロッド・カルーの通算3053安打まであと23本に迫っている。

 6日はカージナルスのモリーナ捕手がワンバウンドの投球をブロックした際、ボールがプロテクターに付いたまま離れないという珍事があった。振り逃げの打者を一塁で刺そうとしたが、なかなかボールが見つからず。プロテクターに付いた白球に気づいたモリーナは苦笑い。

 シーズンに入っても所属先が決まらなかった元フィリーズのライアン・ハワード内野手(37)がブレーブスとマイナー契約。ブレーブスの正一塁手には実績のあるフリーマンがおり、スポーツサイトのSBネーションはこの契約を「フリーマンが故障した際の保険。もしくは、インターリーグで指名打者として起用するのでは」とレポートしている。

 元NFL選手でメッツ傘下の1Aコロンビアに所属するティム・ティーボー外野手がマイナーリーグでのデビュー戦初打席で本塁打を記録。「7番・左翼」で先発出場したティーボーは2回に左中間への2ランを放った。メジャーリーグを目指す29歳は試合後に「これは長い道のりのプロセスにすぎない」とコメント。

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2017年4月8日のニュース