侍次期監督　長嶋さんにヒアリング　五輪、ＷＢＣ監督の意見反映

巨人の長嶋茂雄終身名誉監督
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　プロ、アマ合同の侍ジャパン強化委員会が５日、東京都内で開かれ、次期日本代表監督の選考などに関して歴代の五輪、ＷＢＣ監督経験者からヒアリングを行うことが決まった。強化委員長を務めるＮＰＢの井原敦事務局長（５９）は「過去の大会を検討し、継承する部分を見極めたい。個別に意見を伺って議論を深めたいと説明。今月中にも各氏から意見を求め、２８日の次回委員会などで報告する。

　対象となるのは正式競技となった９２年バルセロナ五輪以降と、計４回のＷＢＣ代表監督。３月のＷＢＣまで指揮を執った小久保裕紀氏（４５）らに加え、脳梗塞で倒れて０４年アテネ五輪の指揮を断念した巨人・長嶋茂雄終身名誉監督（８１）も含まれる。長嶋氏の五輪への思い入れは深く、１５年には競技復帰を訴えるプロモーションビデオにも出演した。ミスターの貴重な意見も反映させ、次期監督の選考作業を進めていく。

　有力候補とされる原辰徳氏（５８）、中畑清氏（６３）もヒアリング対象者に含まれる。井原事務局長は決定時期について「あまり具体的な目安は立てない。どう強化、支援をするのかを固めなければ就任要請はできないだろう」とした。