堂々セ界トップの打率・600!鳥谷4戦連続マルチ

[ 2017年4月5日 08:10 ]

セ・リーグ   阪神1―3ヤクルト ( 2017年4月4日    京セラD )

<神・ヤ>9回1死、鳥谷は左前打を放つ
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 阪神・鳥谷の勢いが止まらない。まずは4回2死一塁での第2打席。カウント1ボール2ストライクから高め146キロを左前打した。開幕から4試合連続となる安打だ。

 「(6番の打順でも)そのとき、そのときでランナーがいなければ、塁に出ないといけないし、ランナーがいれば還さないといけないですから」

 状況に応じた打撃に徹していた。先頭打者として迎えた7回無死からの第3打席でも1ボール1ストライクから今度はカーブを引きつけて右前へ運んだ。9回1死からの第4打席でも秋吉から左前打。逆転を信じて最後まで敵に牙をむいた。

 「(乱闘後でも気持ちは)普通ですよ。(打撃は)良いときもあれば、悪いときもあるので、これを続けていければ」

 プロ14年目のベテランは乱闘騒ぎにも平常心だった。開幕4戦目で初の3安打を放ち、10年8月以来7年ぶりの4試合連続マルチ安打で、開幕から4試合となれば初めてだ。

 開幕してここまで先頭打者として迎えた9度の打席で5安打、1四球。6番打者がチャンスメークしている。また、打率・600はセ・リーグトップだ。

 「難しい打球もあまり来ていない。球場も全部回ってないですし、何とも言えない」

 慣れない三塁の守備もここまで無失策。チームが波に乗れない状況でも個人的には攻でも守でも奮闘している。(山本 浩之)

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2017年4月5日のニュース