近藤V打!3安打で大谷超えたリーグトップ・667

[ 2017年4月5日 05:30 ]

パ・リーグ   ロッテ1―6日本ハム ( 2017年4月4日    ZOZOマリンスタジアム )

<ロ・日>7回1死満塁、中前適時打を放つ日ハム・近藤
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 集中力を研ぎ澄ました。同点の5回2死一塁。日本ハム・近藤がフルカウントから石川のシンカーに食らいつき、左中間に落とした。一塁走者・中田は一気に本塁へ。決勝二塁打に、近藤は「中田さんが四球を選んでくれて、つなごうと思った。そういうところで還すのが5番の役目」と安どの表情を浮かべた。

 ダメ押しの一打も近藤だった。7回1死満塁で2番手・藤岡から中前に2点打を放った。殊勲の3安打3打点。今季2度目の猛打賞で打率・667と急上昇させ、この日は無安打だった同僚の大谷を抜いてリーグトップに浮上。出塁率は驚異の・765だ。

 15年にリーグ3位の打率・326をマークし、ブレークの兆しを見せたが、昨季は左膝痛の影響で不振。チームが日本一に輝いた中で「全然打てなくて、悔しいシーズンだった」と正直な気持ちを吐露した。再起を期す今季。本職は捕手ながら、キャンプでは二塁にも挑戦。キャンプ終盤に体調を崩し、2軍落ちも経験した。それでも「5番・右翼」で開幕スタメンを勝ち取ると、これまでの鬱憤(うっぷん)を晴らすかのように打ちまくっている。

 栗山監督も「素晴らしい。こんちゃん(近藤)のおかげ」と称賛した。大谷だけではない。チームにはもう一人の絶好調男がいる。(柳原 直之)

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2017年4月5日のニュース