メジャー開幕 マー君思わぬ乱調 カブスの上原は無失点デビュー

[ 2017年4月3日 13:31 ]

レイズとの開幕戦で黒星を喫したヤンキースの田中(AP)
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 メジャーリーグは2日(日本時間3日)に各地で開幕戦の3試合が行われ、田中が先発したヤンキースは3―7でレイズに敗れた。

 ヤンキースは2012年から6年連続で開幕戦黒星。3年連続で開幕投手を務めた田中は序盤からレイズ打線につかまり、2回2/3を投げて8安打7失点の内容で敗戦投手となった。ヤンキースの開幕投手が3回までに7失点を喫するのは1973年のメル・ストットルマイヤー以来。ジラルディ監督は「きょうの彼は制球力を欠いていた」とエースの思わぬ乱調に首を傾げた。

 ホームにジャイアンツを迎えたダイヤモンドバックスは6―5でサヨナラ勝利を収め、2013年以来4年ぶりの開幕戦白星。ダイヤモンドバックスは1点ビハインドの9回、代打・デスカルソの中前適時打で5―5に追い付くと、なおも2死二、三塁の好機。この場面でオーイングスに右前適時打が飛び出し、試合に終止符が打たれた。ジャイアンツは先発のバムガーナーが7回を投げて11奪三振3失点と好投。バットでも2本塁打と活躍した。開幕戦で1人の投手が2本の本塁打を記録するのはメジャー史上初という快挙。しかし、新加入の守護神メランソンのセーブ失敗で空砲となってしまった。

 ディフェンディングチャンピオンのカブスは同地区のライバル球団カージナルスと対戦。連覇へ向けて好発進といきたかったが、3―4でサヨナラ負けを喫した。カージナルスは3―3と同点で迎えた9回にグリチックが満塁の場面でサヨナラとなる左中間への適時打。グリチックは8回にも2ランを放ち、この試合で3打点と活躍を見せた。レッドソックスから移籍したカブスの上原は7回から3番手の投手として登板。1回を投げて1安打1四球の内容で無失点デビューを飾った。

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