阪神・福留 開幕2戦7失策の若虎に喝「選手は気を引き締めないと」

[ 2017年4月2日 05:37 ]

セ・リーグ   阪神8―9広島 ( 2017年4月1日    マツダ )

<広・神>6回、投手交代の間に渋い表情を見せる福留(左)。右は高山
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 エープリルフールの嘘であってくれ〜!?阪神は1日、5時間24分の激闘の末に広島に延長10回、8―9でサヨナラ負けを喫した。9回までの両軍合わせて26四球は不名誉なプロ野球タイ記録。最後も失策が絡んでの自滅に新主将の福留孝介外野手(39)が若い選手に早くも苦言を呈した。

 チーム最年長の福留は誰よりも危機感を覚えていた。スコアだけを見れば、序盤から点を奪い合う白熱の展開。ただ、その中身は四球、ミスのオンパレードの凡戦だった。“このままではいけない―”。試合後、強い口調でナインにメッセージを残した。

 「開幕したばかりと思っていたら、あっという間に終わってしまう。自分たちで減らせるものは減らしていかないと。波に乗れるところでも乗っていけない。もう1回、選手は気を引き締めないといけない」

 まだ始まったばかり。だが、だからこそ軽視はできない。前夜(3月31日)の開幕戦も、白星こそ飾ったが、3失策と守備が乱れた。打線は好調とはいえ、今締めておかないと大変なことになりかねない。新主将の異例の早さでの喝だった。

 試合は、相手先発の岡田が大乱調で初回にいきなり4点を先制。一気に主導権を握るはずが、岩貞がその裏にすぐに丸に左越え3ランを浴びた。そこからは、お互い四球をきっかけに取りつ取られつの泥仕合の様相。何とか勝ち越しされることだけはしのいできたが、8―8の延長10回に無残な結末が待っていた。

 7番手のドリスが1死からエルドレッドに左前打されると、代走・上本にけん制悪送球で二塁に進まれる。続く下水流の遊ゴロを、今度は糸原が一塁悪送球。ミスが重なり1死二、三塁とされ、最後は安部に二塁へのサヨナラ内野安打を浴びた。さすがの金本監督も疲労感は隠せなかった。

 「目の前のプレーをちゃんとしないと。自分の範囲のボールは。特にノーバウンド。きょうはノーバウンド(のミスが)2つか。高山と上本。投手も四球が多かったし。13個か。いくら延長10回と言っても」

 6回に安部の盗塁を刺そうとした梅野の送球を二塁・上本がポロリ(記録は盗塁で失策はつかず)。8回には菊池のライナーを左翼手・高山が落球した。決して難しいプレーではなかっただけに、矛先が向いた。

 福留は、4番としては3打数2安打3四球と貫禄を見せた。もちろん、守備もミスなくこなしたが、自分が良ければ…という問題ではない。「しっかり集中して明日を迎えるのが大事」。百戦錬磨の主将の声が、若虎の胸に響いてほしい。 (山添 晴治)

 ▼阪神・中村外野守備走塁コーチ (8回に高山がフライ打球を落球した場面に)ただの集中力不足。うまいとか、下手とかじゃない。

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