楽天 球団史上最多新人3投手が開幕1軍 中継ぎトリオだ

[ 2017年3月30日 05:30 ]

開幕1軍が決まった(左から)森原、菅原、高梨
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 セ、パ両リーグは29日、今季開幕戦でベンチ入りが可能な出場選手登録名簿を発表した。新人は計15選手が開幕1軍入り。球界最年長の中日・岩瀬仁紀投手(42)は3年ぶりの開幕1軍スタートとなった。WBCに出場した27選手のうち、野手14人は全員が登録された。

 楽天は新人のドラフト4位・菅原、同5位・森原、同9位・高梨の3投手が開幕1軍に入った。野手を含めた3人以上の新人が1軍に入ったことは過去にあるが、投手のみでは球団史上最多。中継ぎトリオに、梨田監督は「実戦のプレッシャーの中でどれだけやれるか、まだ分からないが、競い合ってやってくれれば」と期待を寄せた。

 勝ち試合の継投は9回をWBC日本代表の松井裕、8回を新外国人のハーマンが務めることが濃厚。3投手は6、7回を担う可能性が高い。最速152キロの直球が武器の森原は、先発だった社会人時代は30球の準備で肩をつくっていたが、今は15球で仕上げる。プロで救援を任され始め、オープン戦などを通して順応した。「公式戦になっても、いつもやっていることを出せれば」と平常心だ。

 縦のスライダーで三振を奪う菅原は「(開幕1軍は)プロ入りが決まってからの目標だった。1イニングを3人で終われたら一番」とイメージを描く。左横手投げの高梨は「3人で切磋琢磨(せっさたくま)していければ」。三本の矢が相手打線を封じる。 (黒野 有仁)

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2017年3月30日のニュース