“修正王”マー OP戦初失点も開幕へ収穫「気が引き締まる」

[ 2017年3月30日 05:30 ]

オープン戦   ヤンキース3―6タイガース ( 2017年3月28日    タンパ )

<ヤンキース・タイガース>初回いきなり失点も、その後はきっちり修正した田中
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 ヤンキース・田中が28日(日本時間29日)のタイガースとのオープン戦最終登板で「修正王」たるゆえんを示した。初回先頭から連打されわずか4球で失点。5試合、18回2/3を連続無失点中だったが、いきなり途切れた。さらに1死一、三塁から四球を与えると、一塁走者がスタートしており、投げる必要のない二塁へと捕手が悪送球。その間に2点目まで失った。

 ただ、そこからが真骨頂だった。「クリーンヒットは2番打者だけ。いつものアプローチは変えず、ストライクゾーンで積極的に相手を攻めていく」。空振り三振と右飛でピンチを切り抜けると、2回以降は5回まで毎回打者3人で料理。この日の修正の軸はカットボールだった。「一番良くて今日の投球の中では大きかった」と随所で多投。2回1死一塁でWBC米国代表キンズラーから二ゴロ併殺を奪うなど、巧みに打者の芯を外し凡打の山を築いた。

 スプリット、シンカー(ツーシーム)、スライダーが代名詞だが、全球種レベルが高く、他が不調でもどれか一つは武器となる。「その日の状態や相手打線で何が有効で軸球か考える。我慢強く投げるのが自分の持ち味」。2回までに44球を要しながら、71球で5回をまとめた。

 最終戦で喫した初失点は、逆に収穫となった。「気が引き締まる部分はあったし、シーズンでもこういうことは絶対ある。それを経験できたのは調整の過程として良かった」。オープン戦6試合で防御率0・38。中4日で臨む4月2日(同3日)のレイズとの開幕戦へ、やり残したことはもう何もない。(タンパ・後藤 茂樹)

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