早実、投壊11失点で2回戦敗退…終盤反撃も及ばず 清宮2安打奮闘も

[ 2017年3月27日 13:43 ]

第89回選抜高校野球大会2回戦   早実8―11東海大福岡 ( 2017年3月27日    甲子園 )

<東海大福岡・早実>試合終了の瞬間、ガッツポーズの北川(左)の向こうでガックリとした表情を浮かべる清宮(中央右)、野村(同左)ら早実ナイン
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 第89回選抜高校野球大会第8日は27日、甲子園球場で2回戦が行われ、第2試合で高校通算79本塁打の清宮幸太郎内野手(3年)を擁する4年ぶり21回目出場の早実(東京)が、32年ぶり2回目出場の東海大福岡(福岡)に8―11で敗戦。先制した直後のイニングに逆転を許し、その後も失点。終盤に清宮の二塁打を皮切りに反撃したが及ばなかった。

 東海大福岡のサイド右腕・安田の早いテンポの投球スタイルを前に、初回と2回は3者凡退に打ち取られた早実。しかし、3回に先頭の7番・橋内が右翼へ二塁打を放って出塁すると、2死三塁から1番・福本の二ゴロを、相手二塁手の清水が一塁へ悪送球。先制点が早実に転がり込んだ。

 だが、先制点をもらった先発の服部が直後の3回裏に2死満塁のピンチ。ここで4番・遠藤に走者一掃の右越え適時三塁打を打たれて逆転を許した。その後も4回途中から登板した2番手・池田が3失点、3番手の赤嶺も2失点と投手陣が崩壊。6回までに9点を奪われた。

 2―9で迎えた8回。早実は先頭の清宮が右翼線への痛烈な二塁で出塁。続く4番・野村に適時打が生まれると、ここから打線がつながり5―9と4点差に。なおも2死満塁とし、打席には2番・横山の代打・西田。しかし空振り三振に倒れ、清宮にこの回2度目の打席を回せなかった。

 8回に2点を失い6点差とされた早実。9回にも2死満塁の好機を作り、代打・福嶋の中越え二塁打で3点を返したが、反撃もここまでだった。

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