楽天・則本“男気”開幕浮上 岸インフル回避で5年連続の可能性

[ 2017年3月27日 05:50 ]

岸がインフルエンザで開幕戦先発を回避。WBCに出場した則本が開幕投手に浮上した
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 楽天・岸孝之投手(32)が31日に行われるオリックスとの開幕戦(京セラドーム)の先発を回避することが26日、決定した。25日夜に体調不良を訴え、東京都内の病院で検査を受け、インフルエンザB型と診断された。開幕2戦目に予定していた安楽智大投手(20)も右太腿故障で離脱したばかりの緊急事態。侍ジャパンとしてワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場していた則本昂大投手(26)が5年連続で開幕投手を務める可能性も浮上してきた。

 予想外の事態に梨田監督の顔は困り果てていた。開幕投手に決定していた岸が、25日夜に都内の病院でインフルエンザB型と診断された。最低でも5日間は“出勤停止”で、調整期間を考えれば、31日のオリックス戦登板は不可能となった。開幕2戦目の先発を予定していた安楽も23日に右大腿二頭筋損傷で離脱。「相当、苦しい。予定していた投手が2人いなくなってしまった」とナゴヤドームの通路で苦虫をかみつぶした。

 安楽の離脱後は、開幕3戦目の先発を予定していた美馬を2戦目にスライドさせて、乗り切る方針だった。ただ、今回は開幕投手だ。梨田監督は「(先発を)組み直さないといけない。白紙の状態」とローテーションの再々編を強いられることになった。

 そこで急浮上するのが則本の繰り上げ登板だ。昨季も2リーグ制移行後、史上初となる新人から4年連続開幕投手を務めた。WBCの疲労を考慮されて本拠地開幕戦となる4月4日のソフトバンク戦(Koboパーク宮城)先発が決まっていた。25日の帰国後も「疲れがないと言ったらうそになる」と話していた。

 しかし、厳しい台所事情に、与田投手コーチは「可能性は全てある。(則本は)肩や肘にも問題ない」と発言。「(緊急事態で)誰もが調整するのは難しいが、ワイルドな選手が育ってくれれば」と釜田、美馬らも候補に挙がるが、大黒柱への信頼を口にした。梨田監督も「できればやりたくないが、ゼロではない」と言った。

 この日の則本は練習後、「チームの方針が全て。みんなでカバーするしか方法はない」と言葉を残し、チームよりも一足早く試合中に仙台へ戻った。WBCは中継ぎで、先発ではなかった。それでも則本は「不安はなくはないが、4年間やっているので、なるようになる」と泰然自若。13年日本一を知る絶対エースらしい覚悟が感じられた。(黒野 有仁)

 ▽則本のWBC 1次ラウンドのキューバ戦では2番手で登板し2回2/3を5安打3失点。2次ラウンドのオランダ戦では抑えで登板し1回を2安打1失点で、2試合で計3回2/3を投げて防御率9・82だった。以降の登板機会はなかったが、決勝トーナメント前にアリゾナで行われたカブスとの練習試合では1回を投げ、3者連続の空振り三振。自己最速を1キロ更新する158キロをマークした。

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