糸井、走攻守で準備完了!初適時打、初回のピンチで美技も

[ 2017年3月27日 06:02 ]

オープン戦   阪神2―4オリックス ( 2017年3月26日    京セラD )

<オ・神>6回2死二塁、糸井は右前適時打を放つ
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 阪神・糸井嘉男外野手(35)が26日、オリックスとのオープン戦最終戦(京セラドーム)で、今春初のマルチ安打とタイムリー。守備、走塁でも軽快な動きを見せ、万全の状態で開幕までの準備期間を締めくくった。試合は2―4で敗れ、10勝6敗2分けの4位だった。

 3月31日の開幕戦へ、糸井がきっちりと仕上げてきた。もう、一抹の不安もない。オープン戦最終戦となったオリックス戦。万全の状態を証明するかのように、今春では初めて2本のヒットを連ねた。

 「(初適時打に)良かったですね。はい、(シーズンも)頑張ります」

 3点を追う6回2死二塁。カウント1ボール2ストライクから、西の内角スライダーを叩いた。完全に詰まらされたが、百戦錬磨の男には高度な技術がある。最後までバットを振り抜くと、飛球は二塁手・西野のグラブを弾いた。右前へ落ちる移籍後初のタイムリー。「ボール気味の球に手を出してしまいましたが、落ちてくれてラッキーでした」。自身は幸運を強調したが、そう思わせないのが糸井の糸井たるゆえんだ。

 活躍の予兆はあった。3点を追う4回。1死無走者で2ボールから高めスライダーを弾き返し、一、二塁間を抜ける右前打を放った。22日ソフトバンク戦(ヤフオクドーム)の第2打席で右前打して以来、10打席ぶりとなる快音。続く福留の右前打では、快足を飛ばし一気に三塁を陥れた。原口の左犠飛で生還。走塁でも得点に貢献した。

 中堅守備でも、スタンドをうならせた。初回無死一塁。西野が放った中前への飛球に対し猛然とチャージをかける。スピードを緩めることなく突っ込むと、そのままスライディングキャッチ。ピンチ拡大を防いだ。走攻守の全てにおいて、惚れ惚れするプレーを見せつけた最終戦。収穫の有無を問われると、「そうですね」とうなずいた。

 手応えを感じるからこそだろう。好調時にしか聞けない“糸井節”も、飛び出した。

 「不安はある。100パー(%)じゃないし。今は5割ぐらいかな…。うっそー!」

 報道陣にフェイントをかけるほど、機嫌も上々だった。開幕まで残り4日。1月に患った右膝関節炎も、見事なまでに克服した。初モノづくしで準備期間を完了。超人伝説を紡ぐべく、いよいよ勝負のシーズンへと突入する。(久林 幸平)

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