選抜高校野球 史上初の2試合連続引き分け再試合に 夏の甲子園でもなし

[ 2017年3月26日 18:23 ]

第89回選抜高校野球大会2回戦   健大高崎7―7福井工大福井 ( 2017年3月26日    甲子園 )

<健大高崎・福井工大福井>9回2死二、三塁、本盗成功の健大高崎三走・小野寺
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 第89回選抜高校野球大会第7日は26日、甲子園球場で2回戦3試合が行われ、第3試合では2年ぶり3回目出場の高崎健康福祉大高崎(群馬)と2年連続5回目出場の福井工大福井(福井)が対戦。延長15回で勝負がつかず、7―7の引き分け、再試合となった。

 第2試合の福岡大大濠―滋賀学園も1―1で引き分け再試合となり、春夏の甲子園を通じて史上初の2試合連続での引き分け再試合となった。再試合は福岡大大濠―滋賀学園とともに28日に行われる。

 健大高崎は10、11回と得点圏に走者を送ったがサヨナラの一打が出ず、福井工大福井も再三好機がありながらホームが遠く、15回は佐藤が三塁打を放ち、送球がそれた間に本塁を狙ったが挟殺された。

 健大高崎は3回、安打と死球で2死一、二塁としてから2番・小野寺が右中間方向へ打球を運び、打球を処理した相手右翼手が負傷してボールをこぼす間に走者2人が本塁生還を果たしてまずは2点を先制(記録は2点適時三塁打)。相手右翼手が負傷交代した直後の初球を3番・安里がすかさずセーフティースクイズして3点目が入ると、敵失を誘って安里は一気に二塁へ(記録は三塁への内野安打と三塁手の一塁悪送球)。続く4番・山下の右越え三塁打でリードを4点に広げた。

 5回と6回に3点ずつを失い逆転を許したが、7回に死球で出塁した小野寺が盗塁と敵失で三塁へ進み、山下の左犠飛で6―6の同点。9回には1点を勝ち越されたが、その裏に2死二、三塁から三走・小野寺と二走・安里の重盗で7―7と同点に追いつき、延長戦に突入。健大高崎は11回に1死満塁、福井工大福井は13回1死一、三塁の好機をつかんだが、あと一打が出ず。勝負がつかなかった。

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