大和 二塁争い緊急参戦!左で1軍初安打 昨秋からスイッチ挑戦

[ 2017年3月23日 05:30 ]

オープン戦   阪神2―3ソフトバンク ( 2017年3月22日    ヤフオクドーム )

<ソ・神>7回2死、大和は中前打を放つ。投手・中田
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 緊急参戦だ!阪神の大和内野手(29)が22日のソフトバンク戦(ヤフオクドーム)で今春初めて1軍に合流すると、5回の守りから二塁に就くと7回の初打席では中前打。昨秋から取り組んでいる左打席で1軍戦初安打を記録した。

 守備力の高さはチーム随一で、金本知憲監督(48)からも「(レギュラー定着は)彼(の打撃)次第」とハッパをかけられた。試合は2―3で敗れた。

 周囲の予想を超える、完成度だった。プロ12年目で決断したスイッチヒッターへの挑戦。昨秋から取り組んだとは思えないほど見事な左打席でのスイングを披露し、大和が一躍レギュラー候補に名乗り出た。

 「(安打に)しっかりとらえられた。ファームで打つのと、上(1軍)で打つのは違う。そういう意味では打てて良かったと思います」

 5回の守りから上本に代わって二塁に就き、2死無走者で巡ってきた7回の初打席。ソフトバンク・中田に対し、オープンスタンスに構えると初球114キロカーブを巧打。ゴロで二遊間を抜ける中前打とした。金本監督からも「ビックリした。打つと思わなかった。いきなり初球から。変化球とはいえ、なかなかね。偶然にしろ。甘い球だったりにせよ、1軍の初打席でヒットはなかなか打てない」と称賛された。

 即日の結果だからこそ、価値も大きい。前日21日はウエスタン・リーグ、広島戦(マツダ)に出場し、この日から今春初となる1軍合流。しかも左打席ではここまで同リーグ7打数無安打と快音がなかった。そんな沈黙ムードでの1軍初打席で初安打を放つ勝負強さは、さすがの一言だ。

「(左打席でも)自分のスイングをするだけ」

 至って冷静に言葉をつなげるが、“完成”にはまだ遠いと強調する。「自分の納得できるレベルにはいってない。スイングなんか、まだ全然や」。挑戦当初からスイッチヒッターの映像分析はもちろん、巨人・立岡の打撃映像などを参考にグラウンド外でもレベルアップにいそしんだ。2軍の高知・安芸キャンプでも特打で徹底的にバットを振りこんだ努力が、少しずつ形になりつつある。

 目指す所は、あくまでレギュラーのみ。内野も外野も守備力はチーム一で、指揮官も「守る方に関しては何の文句も付けようがない。打つ方の印象というのがね。それは彼次第でしょう」と断言した。昨季は打率・231、1本塁打。シーズン通した安定した打力が課題なのは明白だ。上本、糸原らで争われていた二塁のポジション―。進化した大和が、ここに加わる。 (久林 幸平)

 ▼阪神・片岡打撃コーチ (中前打の大和に)大したもの。いきなり出てきて、初球を打ったのは収穫だ。

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