侍J小久保監督 退任へ 後任候補に原氏、中畑氏、松井氏

[ 2017年3月23日 05:30 ]

WBC準決勝   日本1―2米国 ( 2017年3月21日    ドジャースタジアム )

<日本・米国>試合後、一礼してグラウンドを後にする小久保監督
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 準決勝で敗退した侍ジャパン・小久保監督は試合後の会見で退任する意向を示した。進退について「この大会に向けてということで受けさせてもらったので、これで契約は満了ということです」と語った。

 13年10月に監督に就任してから今大会での世界一奪還を目標に掲げてきた。1次ラウンドから6戦全勝で勝ち上がってきたが、前回大会に続いて準決勝で涙をのみ、「やりきったと言えばやりきったが、勝てなかったのは事実。責任は僕にある。あとは周りが評価すること」と淡々と話した。

 今後、日本野球機構(NPB)が進める後任人事。次期監督は2020年東京五輪の指揮を任される可能性もあり、熊崎勝彦コミッショナーは「WBC後の4、5月には3年半後のオリンピックを見据えて、監督人事を含めた新しい体制づくりについて議論することになる」と話す。プロアマの歴代の代表監督を務めた有識者の意見を聞き、人選に反映させるとみられる。さらに人選にとどまらず、選考の仕組み、組織改革も行われることになりそうだ。

 実績面で有力候補に挙げられるのは、一昨年まで巨人を率いた原辰徳氏と、同じく一昨年までDeNA監督を務めた中畑清氏だ。原氏は2度の政権を含めた計12年でリーグ優勝7回、3度の日本一。09年には第2回WBCで指揮を執り、2連覇に導いた。中畑氏はDeNAの昨季CSファイナルS進出という躍進の土台を築きあげた。04年アテネ五輪では脳梗塞で倒れた長嶋茂雄監督に代わってへッドコーチとして指揮を執り、銅メダルを獲得している。

 また監督経験はないが巨人、ヤンキースなどで活躍した松井秀喜氏を推す声も根強い。現在はヤ軍GM特別アドバイザーとして活動の軸足を米国に置くため、直近の就任は難しい。それでも3年後の東京五輪まで先は長い。後任監督の任期を2年にとどめるケースも考えられ、そうすれば19年以降に松井氏が監督を務める可能性も出てくる。

 新監督の初陣は、今年11月に行われる日本、韓国、台湾による3カ国の対抗戦。NPB関係者は「あまり長引かせるわけにはいかない」と話し、人選を進めていく。

 ◆小久保裕紀(こくぼ・ひろき)1971年(昭46)10月8日、和歌山県生まれの45歳。星林から青学大に進み、3年時に92年バルセロナ五輪で銅メダル。93年ドラフト2位(逆指名)でダイエー(現ソフトバンク)に入団し、95年に本塁打王、97年に打点王を獲得。03年オフにトレードで巨人に移籍。06年 オフにFAでソフトバンクに復帰した。12年に通算2000安打を達成し、同年限りで現役引退。13年10月に日本代表監督に就任した。1メートル82、87キロ。 右投げ右打ち。

 ▼青学大野球部・河原井正雄アドバイザー(教え子の小久保監督へ)前評判が良くない中でよく戦った。全球団の選手を預かって起用するのだから大変だよ。野球に携わる者として大学の教え子(奈良原ヘッド、志田スコアラー)がチームに関わっていることは本当にうれしかった。私が言う問題ではないけど、小久保にはこの経験を次に生かしてほしい。本当にお疲れさまでした。

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