中南米の野球は子供に悪影響?WBC米国代表「感情表現違って当然」

[ 2017年3月23日 16:16 ]

米国のイアン・キンズラー内野手(AP)
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 試合中に選手が見せる派手な感情表現をあまり快く思わない人がいる。今回のWBCで米国代表として活躍したタイガースのイアン・キンズラー内野手(34)もその一人。22日のニューヨーク・タイムズ紙(電子版)には次のようなコメントが掲載されている。

 「WBCを観戦している子供たちにはプレー中に米国選手の振る舞いをしっかり見てほしいな。米国は試合での感情表現に関してプエルトリコやドミニカ共和国とは対極にある。もちろん、彼らが見せる派手な振る舞いがすべてダメという訳ではないよ。自分たちとは育った環境が違うから、感情の表現方法が違って当然だよね。でも、米国の選手は彼らとは違ったかたちで感情を表現するんだ」。

 WBCの開催目的は野球のグローバル化。プレーだけでなく、選手の派手なパフォーマンスもファン拡大に寄与することだろう。そう考えると、キンズラーのこの発言には矛盾が生じる。ホームランをかっ飛ばした打者がバットを高々と放り投げるパフォーマンスは賛否両論ある。ただ、バットを静かに置き、うつむきながらベースを一周するよりはファンの興奮をあおることだろう。

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2017年3月23日のニュース