陽岱鋼開幕ピンチ「下半身の張り」2回で交代 1軍合流延期

[ 2017年3月20日 05:52 ]

<巨・ヤ>初回無死、バットを折る陽岱鋼
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 巨人・陽岱鋼(ヨウダイカン)外野手(30)の開幕1軍に黄信号がともった。19日のイースタン・リーグ、ヤクルト戦(ジャイアンツ)に「1番・中堅」で先発出場したが、第1打席で空振り三振に終わると、2回の守備からベンチに退いた。「下半身。張りですね。昨日の試合後、いろいろあって(今日の)練習でも感じた。大事を取って」と説明。春季キャンプ中から下半身の張りを訴えスロー調整が続き、前日の同戦が移籍後、初の実戦だった。

 状態が良ければ、20日のヤクルト戦(神宮)から1軍に合流予定だったが、高橋監督は「ない」と明言。村田ヘッドコーチも「下(2軍)でマックスで出て大丈夫となってから」と2軍戦のフル出場が1軍昇格への条件とした。陽岱鋼も「もう一度やると長引く。しっかりできるようになってから上がりたい」と慎重な姿勢を見せている。

 チームはこの日、西武に敗れ、オープン戦単独最下位に転落し、負け越しも決まった。波に乗れない状況の中、FAで獲得した正中堅手の出遅れは大きな痛手。また、ドラフト1位・吉川尚のきょう20日の昇格も見送られることになった。

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2017年3月20日のニュース