侍J筒香いざ米国討ち!お手本マルチ メジャー腕攻略

[ 2017年3月20日 05:30 ]

練習試合   日本4―6カブス ( 2017年3月18日    メサ )

<カブス・日本>7回表(日)先頭、中前安打を放つ筒香
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 さあ、日米決戦だ!第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)でE組1位の侍ジャパンは21日(日本時間22日)の準決勝で米国と対戦することが18日(同19日)決まった。前回覇者のドミニカ共和国を下してF組2位となった米国とは、WBCでは06年、09年に対戦し、過去1勝1敗。この日はカブスと練習試合を行い、4―6で敗れたが、4番・筒香嘉智外野手(25=DeNA)が2安打し、メジャーリーガー攻略の手本を示した。

 相手は決まった。前回覇者のドミニカ共和国に1次ラウンド敗戦の雪辱を果たしベースボールの母国の威信にかけ、悲願の初優勝を目指す米国だ。小久保監督は「ビッグネームが多い。本気度というか国を背負う部分が過去に比べかなり出ている」と冷静に評した後に表情を変えた。

 「どこが来ても強敵。考えるだけでワクワクしま す。倒してというか チャレンジですね」

 13年の監督就任 時から「17年のWBCで世界一を奪回するため」と何度も繰り返 してきた。根底にあるのは挑戦者魂。米国とはWBCでは過去2度対戦し1勝1敗。「世紀の誤審」が話題を呼んだ06年の第1回大会はサヨナラ負けしたが09年大会は松坂(当時レッドソックス)の力投などで雪辱。その勢いで連覇を達成した。同じ準決勝で舞台も同じドジャ ースタジアム。8年前の再現へ機運は高まる。

 決戦に向け、この日は渡米後、初めて練習試合を行った。昨季ワールドシリーズを制したカブス相手に、移動による疲労と時差ボケ、さらに気温34度という酷暑も加わり、選手の動きは全体的に重く、4―6で敗れた。その中で、存在感を発揮したのが唯一のマルチ安打となる2安打を放った4番・筒香だった。

 初回2死ではメジャー通算176勝右腕のラッキー、7回先頭では5年連続50試合以上登板のストロップから、いずれも逆らわない打撃で中前に運んだ。「知らない投手なので打席に入って感じてやるしかない。打てる球が来たら打つ」。心掛けたのは好球必打。1本目は1ストライクからの2球目、2本目は2ボール1ストライクからの4球目と、いずれも浅いカウントから打って出た。相手投手の癖も球筋も把握しきれない国際大会の鉄則を改めて口にし、お手本を示した。

 11年オフからロサンゼルスで自主トレを積み、15年オフにはドミニカ共和国のウインターリーグにも参加した。「こっちには何度も来ているし雰囲気には慣れている」と頼もしい言葉。米国は投手のレベルもこれまでより、1ランクも2ランクも上がるが、事前の映像やデータにとらわれず、自分の感覚を重視する。

 「(映像を)見ても打席に入ったら全く違うイメージというのは日本でもある。ミーティングでのイメージと打席でのズレがあった時にどう修正していくか」。大国に挑む侍ジャパン不動の4番。筒香は、静かに決戦の時を見据えた。(後藤 茂樹)

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