侍J担当記者が座談会 青木は“チャンスメーカー”1番起用を

[ 2017年3月19日 10:12 ]

打撃練習する青木
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 あと2勝で悲願の世界一奪還。ドジャースタジアムでの戦いには何が必要か、宮崎合宿から密着取材してきた侍ジャパンのスポニチ取材班が思いを語った。

 倉橋 暑いなアリゾナは。ロサンゼルスはまた寒くなる。体調管理が難しい。

 桜井 「部屋にいると寝てしまう」と練習後も外に出る選手が多い。

 倉橋 慣れ親しんだ東京での戦いで6連勝したが、ここからは別物。キーマンは誰だと思う?

 神田 小林は自信に満ちたプレーを続けてほしい。巨人の阿部さんに「おまえが変われば巨人が強くなる」と言われていたプレーが代表でできている。

 桜井 準決勝の相手は米国かドミニカ共和国。大リーガーがそろう。

 倉橋 投手では千賀の使い方がポイント。2試合とも使うか、先発で1試合を任せるのか。

 神田 2試合とも使ってほしい。1人の投手が長く抑えられるほど甘くはないし、試合後半は1点が重たい。ジョーカーとして残してほしい。

 桜井 あとは平野。2次ラウンド3試合ともに、平野が投げた後のイニングで得点。「神ってる」投手だよ。一方、打線では青木が打率・200。進塁打や打席での粘りも含めて絶不調とは感じないけど…。

 倉橋 青木はチャンスメーク型で、走者を還すタイプではない気がする。メジャー選手からすれば、普段対戦している青木への警戒は強いはず。1番の方が四球や打席での粘りも生きる。

 桜井 09年WBCは当初3番が予定されたイチローを1番に上げた。青木の活躍はチームに勇気を与えるから、心地よく打席に入れる打順を探すことも大事だね。

 後藤 アリゾナの乾燥は日本とは全く違うし打球もよく飛ぶ。投手は割り切ることも必要。カブス、ドジャースとの練習試合は、打たれても気に留めないこと。

 倉橋 前回大会では準決勝で重盗ミスが出て負けた。ミスで負けたことの後悔が選手の口を重たくしていた。勝敗は時の運だが、やりきった姿を見たい。

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2017年3月19日のニュース