マエケン&岩隈も来た!侍J 選手だけで決起集会 青木が音頭

[ 2017年3月19日 09:12 ]

アリゾナで開かれた侍ジャパンの決起集会(岩隈久志インスタグラム(@hisashiiwakuma_18)提供
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 世界一への士気はより高まった。燃えるようなアリゾナ州の夕日が照らす中、侍ジャパンの全28選手を乗せたバスが向かった先はフェニックス市内の焼き肉店。2人の豪華ゲストも交えた決起集会が始まった。

 チーム関係者によると35歳で最年長の青木が音頭をとり、選手だけによる決起集会が実現したという。午前中の練習でも侍ナインと交流した前田、さらに09年大会で決勝に先発し2連覇に導いた岩隈(マリナーズ)も参加。宴(うたげ)は約2時間半続いた。大リーガー2人はオープン戦登板前夜、侍ジャパンも翌日にデーゲームを控え、派手に酒を酌み交わすことはできなかったが、メジャーに精通した先代侍からの金言は最高の生きた情報であり、力水。侍のレガシー(遺産)がしっかり継承された場でもあった。

 「せっかくここまで来たので、みんなで頑張りたい」。練習で汗にまみれた中田は、チームとしての結束を改めて口にした。2月23日の宮崎合宿からスタートした現在のチームだが、骨格は14年11月の日米野球でつくられ、大きくは3年間変わっていない。絆が1、2次ラウンド全勝を呼んだのは疑いようがない。

 前回大会でもアリゾナでの初練習後、有名ステーキハウスで首脳陣らも含めた決起集会が行われた。当地でキャンプ中の代表経験者、松坂、岩隈、藤川、中島が駆けつけた。当時の山本浩二監督は「来てくれただけでありがたい。経験豊富な選手が話をしてくれた」と深く感謝していた。

 小久保監督も準決勝進出の原動力を「日本のために、という団結力」と語る。そして「これからはより強い結束力を持っていかないといけない」とも加えた。あと2勝。頂点へみんなの思いは一つになった。 (後藤 茂樹)

 ≪岩隈 インスタで決起集会の写真を公開≫決起集会に参加した岩隈は、先月開設した自身の公式インスタグラムで写真を公開。「侍JAPANの選手たちと食事してきました!凄く良いチームだと感じました!世界一奪還、頑張れ!」とコメントした。

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