見せた最多勝右腕の真骨頂 野村、無死満塁ゴロ2つで切り抜ける

[ 2017年3月16日 06:45 ]

オープン戦   広島1―4楽天 ( 2017年3月15日    静岡 )

<楽・広>広島先発の野村は5回を投げ4安打無失点
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 昨年16勝をマークした最多勝右腕の真骨頂が見られたのは、3回だ。3連打で無死満塁とされたが、広島・野村は1点もやらない投球術を披露する。藤田を一ゴロで本塁封殺すると、今江を投ゴロ併殺。いずれも結果球はカットボールだった。

 「ピンチの場面では、内野ゴロでアウトを取ろうという狙い通りに投げられた」

 結局、5回を4安打無失点と上々。それでも「全体的には良くなかった」と振り返ったようにピンチを招いたことを反省するあたりは頼もしい。投球フォームに安定感を欠き、投球にバラツキがあったとの自己分析だ。

 緒方監督からも「(反省の弁については)目指しているレベルが高い。ベンチから見てたらすごくいいとは思わなかったけど、しっかりゲームをつくってくれた」と評価された。2カード目の初戦、4月4日の中日戦(ナゴヤドーム)に向かうことが有力で、最後の仕上げの段階へ入った。 (柳澤 元紀)

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2017年3月16日のニュース