メキシコ主将ゴンザレス いまだ怒り収まらず「WBCなんて二度と出ない」

[ 2017年3月16日 15:58 ]

ドジャースのエイドリアン・ゴンザレス内野手(AP)
Photo By AP

 メキシコにとって今回のWBCは後味の悪い大会となってしまった。1次ラウンドD組ではイタリア、ベネズエラと並んで1勝2敗(同組はプエルトリコが3戦全勝で1位通過)。大会規定では、当該チーム間の失点率で上位2チームがプレーオフに進むが、この失点率に泣かされる結果となった。

 1次ラウンド最終戦となったベネズエラとの試合で、メキシコは11―9と2点差の勝利。これでプレーオフ進出を決めたかに思われたが、大会運営側と失点率の認識に違いがあり、ベネズエラとは微妙な差で今大会から姿を消すことになったのだ。

 主将のエイドリアン・ゴンザレス内野手(34=ドジャース)はこの結果に怒り心頭。「試合前に2点差で勝てばプレーオフ進出と言われていた。ひどい大会だ」と運営側を批判した。ドジャースのキャンプ地に戻ってもゴンザレスの腹の虫は治まらない。ロサンゼルス・タイムズ紙の記者に対してこう語ったという。

 「WBCなんて二度と出場しない。あんな大会から去ることができて良かったよ。運営側は野球のワールドカップを目指しているようだが、あれではリトルリーグのワールドシリーズにも及ばない。大リーグ機構のお偉いさんにも言ってやったよ。“お前らのやっていることは矛盾だらけ。嘘ばかりだ”とね」。

続きを表示

2017年3月16日のニュース