阪神守護神争いは三つどもえ 本命は助っ人右腕コンビ 球児が対抗で急浮上

[ 2017年3月10日 09:09 ]

オープン戦   阪神1―1ロッテ ( 2017年3月9日    甲子園 )

練習でダッシュする藤川
Photo By スポニチ

 守護神争いは、当初とは顔ぶれの変わった「三つどもえ」の様相を呈してきた。“本命”と言えるのは2人はロッテ戦にそろって登板。1点リードの8回に起用された阪神・ドリスは1死二塁から加藤に左翼へ適時二塁打を浴びて同点にされ、アピールとはいかなかったが、「8、9回関係なく、自分のできることをやるだけ。今できる100パ%でやっている」と巻き返しを誓った。

 貫禄を見せつけたのは、同点の9回に登板したマテオだ。2死から連打で一、二塁のピンチを背負っても動揺することなく、最後は柴田を得意のスライダーで左飛に退けて無失点。厳しく冷え込んだ厳しい状況でも、力を示し「(寒さの厳しい)シカゴでやっているので、苦にならない」と豪語。守護神へのこだわりを問われると、語気を強めた。

 「(9回は)自信持って投げられるところ。最後は自分が締めたい思いがあるので」

 ドミニカントリオの一角として候補に挙がっていたメンデスはオープン戦で精彩を欠き、前日8日に2軍降格。金本監督は「今の状態ではちょっと上では厳しい」と改めて競争からの脱落を明言した。助っ人右腕と入れ替わるように8日のロッテ戦の9回のマウンドに上がったのは藤川だった。日米通算225セーブを誇るベテランは1点リードの緊迫した状況で、2四球と制球に苦しみながらも、無失点に封じ「フォークが1球も抜けなかったのが良かった。今年の大きな課題」と手応えを口にしていた。

 香田投手コーチは「9回」を巡る競争について「(候補の)みんなが一片にいくわけにはいかない。試しているところ」と、今後も適性を見極めていく方針を口にした。パワフルな投球で、その座を射止めにかかる助っ人勢に、かつて絶対的守護神として君臨した藤川は積み上げてきた経験と実績で対抗する。チーム浮沈の鍵を握るポジション争奪戦は、ここからヤマ場を迎える。(遠藤 礼)

続きを表示

「大谷翔平」特集記事

「始球式」特集記事

2017年3月10日のニュース