早実・清宮 トークでも主役 爆笑“一発”かました

[ 2017年3月10日 06:15 ]

キャプテントークで大阪桐蔭・福井(右)に質問する早実・清宮
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 第89回選抜高校野球大会(19日から12日間、甲子園)の組み合わせ抽選会が、10日午前9時から毎日新聞大阪本社オーバルホールで行われる。9日には同ホールで各校主将による抽選日前日恒例の「キャプテントーク」が開かれ、今大会注目のスラッガー、早実・清宮幸太郎内野手(2年)が自慢の打撃より先にトークで主役の座を奪った。

 「キャプテントーク」は出場全32校の主将が集い、約1時間にわたって各校の練習法などを話し合う懇談会。司会者が各校主将にまんべんなく話を振っていく中で、最後の最後に清宮が主役の座をかっさらった。

 「最後に質問はありますか」の司会者の声に、おもむろに手を挙げた。質問する相手に大阪桐蔭・福井主将を指名。1年時に選出された高校日本代表の監督だった西谷浩一監督が同校を率いているとあり「あのー、西谷監督にはお世話になっています」と切り出し、会場の笑いを誘った。

 続けて「大阪桐蔭の人ってこういう感じのしゃべり方をしている感じがあるんですけど、そういう指導、文化があるんですか」と質問。福井のハキハキとした話し方が気になっていたのだ。「(西谷監督は)今までの指導者の中でも違うと感じた」と話した後、「あっ、うちの(和泉実)監督さんも凄いです」と話すと、一同爆笑だった。

 チーム自慢を紹介するコーナーでは「勉強」と回答。卒業生の大半が私大の雄・早大に進む学校とあり「優秀な人と対等に勉強しないといけない。試験期間は家に引きこもる」と言葉を続けた。センバツならでは、それも主将だけが参加できる会を楽しんだ後、取材対応では「全国トップレベルの投手を打ってこそ本当のスラッガー。燃えるものはある」と腕をぶした。8日の早大との練習試合で高校通算79号となる場外弾。「あれは完璧だったし、飛距離も伸びてきた」と手応えも確かだ。今度は野球で主役を張るために最終準備に入る。 (東尾 洋樹)

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