侍・筒香 初回に一時同点二塁打も…2三振反省「欲との戦い」

[ 2017年3月1日 05:30 ]

侍ジャパン壮行試合第1戦   日本5―8台湾プロ選抜 ( 2017年2月28日    ヤフオクドーム )

<日本・台湾プロ選抜>初回2死二塁、筒香は左翼線に適時二塁打を放つ
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 試合後、侍ジャパン・筒香は前を見据えたままヤフードームを引き上げた。「負けたいと思っている人は誰もいない。雰囲気はいいです」。

 4番の役割はきっちり果たした。先制された直後の初回2死二塁。DeNAで12年に同僚だった左腕・王溢正(ワン・イーゼン)の外角高めに浮いた136キロ直球を左翼線にはじき返した。「走者がいるところで打てたのでその部分は良かった」と同点適時二塁打に納得の表情だったが、反省も忘れない。5、9回に空振り三振を喫し、「まだボール球を振っているところがある。欲との戦い。修正したい」と表情を引き締めた。

 「6番・右翼」で先発予定だった鈴木が発熱に伴う体調不良で欠場。共に穏やかな性格で波長が合う。宮崎の強化合宿中はキャッチボールでは必ずペアを組んだ。言葉にはしなかったが、アクシデントに見舞われた後輩を思う気持ちは強い。まだ本戦まで時間はある。ナインの信頼関係は深い。「実績も素晴らしい選手がいるので、最高の調整をするだけです」。泰然自若の4番が侍ジャパンを引っ張る。

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2017年3月1日のニュース