巨人・杉内 4月1軍見えた 1軍打者6人に15球1K

[ 2017年3月1日 06:30 ]

シート打撃で力投を見せた杉内
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 WBC出場3度。2度の世界一を知っている。巨人・杉内が28日、那覇キャンプで今春初の実戦形式メニューとなるシート打撃に登板。15年10月に受けた右股関節手術からの完全復活へ、大きな一歩を踏み出した。

 1人目からいきなり阿部と対峙(たいじ)。打者相手の投球は昨年10月24日のフェニックスリーグ、四国アイランドリーグplus選抜戦以来だったが、1軍の打者相手となると故障前の15年7月から遠ざかっていた。独特のゆったりとしたフォームから1球目に投じた外角低めの134キロ直球はボール。2球目の直球を右翼線に運ばれた。

 「緊張感があった。打たれちゃいましたけど、当てなくてよかった」

 続く村田への2球目の直球は、この日最速の135キロ。3球目のスライダーを左前に運ばれたが、3人目のギャレットは外角低めのスライダーで空振り三振に仕留めた。「問題なく投げられたし、直球も変化球も悪くなかった。1軍のみんなとやれてうれしかった」。打者6人に15球を投げて3安打1奪三振。結果以上に、確かな手応えがあった。

 1日に打ち上げを迎えるキャンプでは、20日に最多の96球を投じるなど着実にステップアップしてきた。「ケガもなく順調です。球速も上がってくると思う」。同学年で09年の第2回WBCにともに出場した村田も「直球も手元で伸びていたし、彼の特徴が出ていた。久々にマウンドで投げる姿を見られてよかった」と笑みを見せた。

 3月の調整について、尾花投手コーチは「ファームの試合で投げて、話をしながら決めていく」と説明した。実戦感覚が戻れば、4月中にも「1軍」の幕が開ける。通算142勝左腕のカムバックが、V奪回の推進力になる。 (重光 晋太郎)

 ▽杉内のWBC 日本代表で唯一06、09、13年と3回連続出場を果たす。通算成績は10試合全て救援登板し0勝1敗2セーブ、防御率2.03。連覇のかかった09年は5試合に登板し6回1/3、打者21人に対し無安打無失点と相手打線を封じ込んだ。

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