世界一奪還への道のりを快適に 宿泊に移動交通、会見場のオーダーも

[ 2017年2月28日 09:30 ]

スタッフも戦う!もう一人の侍=JTBコーポレートセールス・池田洋平チーフマネージャー

JTBコーポレートセールスの池田チーフマネージャー
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 チームが移動する目線の先頭を走る。動線は確保されているか、安全面は…。常にチームに気を配るのが「JTBコーポレートセールス」の池田洋平チーフマネージャー(48)だ。

 「(チームの)マネジャーさんと同じ気持ち、同じ目線、同じ温度になっているか。僕たちの仕事は目に見えないものがほとんど。マネジャーさんが思い描くことが常にできているか。何度も確認します」

 池田さんが所属するセクションが、侍ジャパンを担当するようになったのは13年11月に行われた小久保監督の初陣、台湾遠征だった。他の団体競技の担当者にヒアリングすることから始めた。宿泊や移動交通の手配を基本に、チームマネジャーと密に連絡を取りながら、栄養士や道具メーカー、さらに広報担当者との記者会見場のオーダーなど、さまざまな要望に応じる作業は繊細だ。

 WBCに向けての手配の初動は1年前から。365日、侍ジャパンの世界一を願い、チームに寄り添ってきた池田さんの今の願い。それは「チームの方々が本当に気持ち良く、何事もなく素晴らしい結果を持って帰り、何事もなく解散する」こと。脚光を浴びる侍ジャパン戦士の陰には、各分野でプロ意識と覚悟を持った「もう一人の侍」がいる。 (倉橋 憲史)

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2017年2月28日のニュース