小久保監督「打順ほぼ変わらない」打線奮起に期待

[ 2017年2月28日 05:30 ]

<侍ジャパン・出陣式>決意を語る小久保監督(中央)
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 福岡市内のホテルで行われた侍ジャパン出陣式に集まった1085人のファンを前に小久保監督は、はっきりと世界一を宣言した。声のトーンが一段と上がった。

 「必ず世界一を獲ってファンの皆さまにご報告させていただきます。我々のメンバーは非常に若い。その若さの結束力、チームの輪が武器。チームの輪をもって世界を相手に戦ってきます」

 指揮官は宮崎から福岡への出発前。午前中の投手陣の練習を見守った後、青島神社まで約5キロの道のりを走った。「06年以来かな。本当に久しぶりだった」。連日欠かさないランニングで、最後に立ち寄ったのは、巨人時代、キャンプ前に決意を込めた場所だった。

 28日から台湾プロ選抜との壮行試合2連戦に臨む。25日のソフトバンクとの練習試合(サンマリン宮崎)はわずか4安打で零敗。ベンチが仕掛ける場面はほとんどなかっただけに、初戦に向け「打順はほぼ変わりません。とにかく塁に出ないと動きようもない」と打線の奮起を促した。

 本番まで外国チームとの対戦はこの2試合だけ。指揮官は「NPB同士の対戦では遠慮があると思うが(台湾相手で)やりやすいと思う」とした上で「ほとんどデータのない初対戦は、本大会に向けて格好の機会となる」と位置づけた。 (倉橋 憲史)

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2017年2月28日のニュース