阪神ドラ5糸原 OP戦開幕戦タイムリー 01年新人王・赤星以来の好発進

[ 2017年2月26日 06:25 ]

オープン戦   阪神11―3日本ハム ( 2017年2月25日    名護 )

<日・神>4回一死満塁、糸原が右翼線に2点二塁打を放つ
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 即戦力野手として、勝負強さを発揮した。「8番・二塁」で先発した阪神のドラフト5位・糸原(JX―ENEOS)は、2点リードの4回1死満塁の好機で右前に2点適時打を放った。カウント2―2からメンドーサの甘く入ったツーシームを鋭く振り抜いた。

 球団新人がオープン戦開幕戦で適時打を放つのは01年赤星以来、16年ぶり。赤星も先発出場で記録しており、糸原にとっては同年に新人王を獲得した先輩に続く絶好の滑り出しとなった。

 「チャンスだったので、なんとかしようと。低め(の変化球)は絶対に振らないようにと思っていました」

 持ち味を「勝負強い打撃」と言い切る自信は、練習で培われている。フリー打撃ではチャンスの場面を想定して打ち返す。「本番で固くならないように、練習でプレッシャーを」と、常に実践モードで取り組んでいる。

 開星高時代の監督で恩師である野々村直通氏の教えも大きい。「“この打席で打てなかったら死ぬんだ”というぐらいの思いで打席に立て!」の言葉は今も胸に刻んでいる。1打席、いや1球も無駄にできないアピールの場で「死ぬ気」で打席に入り結果を残した。

 2回の守備ではレアードの中堅前方の飛球を遊撃の北條と交錯しながらもキャッチ。大事には至らず「お互い必死だった。自分の守備範囲だったので、絶対にお見合いしないように」と守備でも強気な姿勢を示した。

 実戦で臆せずプレーするルーキーに対し、金本監督も「毎回、毎回、良い味を出している。何か見せてくれるね。(2回の守備も)ナイスプレーだったね」と目を細め、評価は上がる一方だ。

 それでも、帰りのバスに乗り込む糸原の表情が険しかったのは、適時打以外は結果が出なかったからか。特に9回の第5打席で空振り三振に倒れた際には、悔しさをあらわにした。定位置を獲るにはまだまだ足りない―。最後まで笑顔はなかった。(巻木 周平)

 ≪16年ぶり≫ルーキーの糸原と大山がともにチームのオープン戦初戦で適時打を記録。阪神新人がチーム初戦で適時打を放つのは赤星が01年2月24日、西武戦の3回に遊撃内野安打(初安打)で記録して以来、16年ぶり。なお、球団新人のオープン戦初出場での適時打は、16年高山がチーム2試合目の3月3日、ソフトバンク戦の6回に遊撃内野安打(初安打)で記録している。

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