木田画伯 今成親子に憧れ 僕も父子鷹になりたい

[ 2017年2月23日 20:08 ]

今成親子を描いた木田画伯
Photo By 提供写真

 日本ハム・木田優夫GM補佐(48)による「木田画伯の球界絵日記」は、今回も「キャンプバージョン」です。沖縄・名護での2次キャンプも終盤。他球団のキャンプ地視察も進み、阪神の宜野座キャンプでは、球団の垣根を越えた“父子鷹”とも交流を深めました。日本ハムの今成泰章スカウトと、その息子の阪神・亮太選手です。活躍する父子を見て思ったのは、まだ見ぬ息子をスカウトする未来の自分の姿でした。

 先日19日、タイガースのキャンプである沖縄・宜野座で練習試合を行いました。チームは名護で練習をしてから移動しましたが、僕はタイガースのフロントの皆さんへのあいさつと練習の視察を兼ねて、朝から移動しました。練習の視察にはファイターズのアマチュア担当のスカウト陣も来ましたが、当然その中には今成泰章スカウトもいました。ご存じの方も多いと思いますが、ファイターズからタイガースに移籍してファンにも絶大な人気を誇っている今成亮太選手の実父です。

 亮太選手とはファイターズ時代、一緒にプレーしたチームメートなので、グラウンドで視察していた僕にあいさつに来てくれましたが、ちょうどそのとき親父さんがスタンドにいたので、2人で手を振ったりして、ちょっとした保護者参観状態になっていました。

 親父さんは40年近いスカウト歴を誇る大ベテランで、僕もいつもいろいろと教えてもらっています。今年の新人では、ドラフト4位の森山選手(専大)の担当だったので、去年も一緒に何試合も見に行きました。

 ファイターズのアマチュア担当スカウトは1週間ほど、キャンプ視察をしていましたが、これから各担当地区に戻って視察を再開します。3月にはさっそく社会人のスポニチ大会、高校野球の選抜大会など大きな大会があります。これから10月のドラフト会議まで、寒い日も暑い日も雨の日も試合や練習があれば視察するのがスカウトの皆さんの仕事です。体調管理には気をつけて一緒に頑張っていこうと思います。そして、いつの日か僕も息子をスカウトできればと思っています。 (日本ハムGM補佐)

続きを表示

2017年2月23日のニュース