侍ジャパン“常連”の坂本 声で引っ張る「世界一へ貢献する」

[ 2017年2月22日 05:30 ]

サブグランドに自転車で移動した坂本勇人
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 巨人・坂本勇は侍ジャパンでも声で引っ張る。23日から始まる代表合宿に参加するため、沖縄・那覇の2次キャンプを打ち上げ「順調といえば順調に来た。宮崎に行けばチームも変わる。(状態は)良くなっていくと思う」と息を整えた。

 13年の第3回WBCにも出場するなど毎年、日本代表に選ばれている侍ジャパンの“常連”で、小久保監督から「ジャイアンツの時と同様にチーム、内野手の要として引っ張っていってもらえれば」とリーダーとしての役割を期待されている。

 坂本勇自身も自覚は十分にある。「僕より若い選手がたくさんいる。声掛けしたり、やっていけるところからやりたい」。巨人では明るい雰囲気づくりを心掛けるリーダーだ。例えば内野ノックでの一幕――。ミスをした山本に「どこの大学出身だよ」と声を飛ばす。聞こえるところにいるのは、同じ慶大出身の高橋監督だ。厳しい鍛錬の中に、フッと和らいだ空気が流れ込んでくる。

 チームでのキャラクターそのままに、侍ジャパンでも率先して声を出すつもりだ。代表合宿は23日から始まるが、実戦が中心で、練習日はわずかしかない。声によるコミュニケーションで、結束を高める。

 キャンプでは紅白戦を含め4試合に出場し、13打数2安打。結果は出ていないが「練習は良くなってきている。良い方向に行くと思う」と手応えをつかんでいる。この日も全体練習終了後、特守に加えて室内練習場で打ち込みを行うなど、みっちり汗を流した。

 「世界一という目標がある。そこに大きく貢献できるようにその一心でやるだけ」。日の丸を背負い、世界の舞台で躍動する。(徳原 麗奈)

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2017年2月22日のニュース