新井 日南残留!沖縄1軍Cより「しっかり振り込む」

[ 2017年2月21日 05:30 ]

気合十分にロングティーを行う新井
Photo By スポニチ

 突然の降雨の中、広島・新井は恒例のロングティーで宮崎・日南での20日間に及ぶ充実した1次キャンプを締めた。

 「シーズンは長いので、下半身から鍛えていかないといけない。走り込めたし、そういう意味ではしっかりできた。やりたいことはできた」

 MVPを獲得した昨季を含め広島復帰後の2年間は沖縄2次キャンプに参加していたが、今春は首脳陣との話し合いで調整法を確認。この日の夕方にチャーター機で沖縄入りした1軍本隊と離れ、明日22日からは日南に居残り2軍キャンプに合流することが決まった。

 「(調整を)任せてもらうからには、責任がある。体は順調に仕上がっているので、しっかり振り込み、打ち込み、強度を上げていきたい」

 若手の見極めが主目的となる沖縄と違い、日南では自分のペースで調整できるのが利点。「そこは水本監督と話をしてから」と言葉を濁したが、2軍でも巨人や社会人と練習試合が組まれており実戦参加も可能。雨天の練習施設も日南は沖縄以上に充実している。

 「僕自身、(ポジションは)競争だと思っているので調整という気持ちはない。追い込み、広島で(1軍に)合流した時には、試合に出られる状態にしておきたい」

 40歳となり「動けるけど、リカバリー(回復力)が落ちているかな」と苦笑するが、肉体を突き動かす気力に衰えはない。プロとしての土台を築いた日南で、チーム最年長のベテランはペースを上げる。(江尾 卓也)

続きを表示

2017年2月21日のニュース