オリ新助っ投ウエストは“ワニ男” 自分で仕留めて食う「スープにしてね」

[ 2017年2月20日 07:30 ]

フリー打撃に登板するウエスト
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 新助っ人はワニ男だった!オリックスのマット・ウエスト投手(28)が、ワニ狩りを趣味にし、仕留めた獲物を好物としていることが19日、判明した。役者のような端正なマスクからは想像できない、意外な素顔が明らかになった。

 「大きなチキンをエサにしたわなを仕掛けて、ワニが水面から口を開けて飛び出してきたところを(至近距離から)ズドン!さ。アドレナリンがめちゃくちゃ出るぜ。もちろん仕留めたワニは食べるよ。スープにしてね」

 狩り場は家族が米ルイジアナに所有する敷地内で、最大4メートル級の大物も仕留めたこともあるとか。ワニを好物としたプロ野球選手と言えば、元阪神のラリー・パリッシュ氏が有名。ただ、ウエストは自ら仕留めた獲物を料理して食べるだけに、「真・ワニ男」と言えそうだ。

 昨季、守護神候補として期待されたコーディエは、重圧に耐え切れず四球を連発するなど自滅する場面が目立った。ウエストも勝敗を左右する局面の登板が多くなりそうだが、心配無用。スリル歓迎の好戦的な性格だけに、マウンド度胸も期待できそうだ。

 07年ドラフト1巡目でレンジャーズが内野手として指名。11年に肩の強さを買われ投手転向した異色右腕だ。この日フリー打撃に初登板。奥浪、坂本を相手に計31球を投じた。最速146キロだったが、「ベストは100マイル(161キロ)。過去に2回出したことがある」と明かし「日本のボールはメジャーより小さいから、もっと出るかもね」と予告。視察した田口2軍監督も「制球も良く自滅するタイプじゃない。球速も上がってくると思う」と及第点を与えた。

 異色右腕は「チームに貢献できるならどこでも大丈夫。自分の役割を果たすだけだ」。本業での本領発揮はこれからだ。 (湯澤 涼)

 ◆ラリー・パリッシュ 1953年11月10日生まれ、米フロリダ州出身の63歳。メジャー通算256本塁打の実績をひっさげ、89年にヤクルト入り。来日会見で好物を「ワニの肉」と答えて話題になり「ワニ男」とも呼ばれた。同年に42本塁打でタイトル獲得。翌90年は阪神に移籍、8月までに28本をマークしたが左膝の古傷が悪化したため引退を決意。8月27日の古巣ヤクルト戦を最後に帰国した。

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