マー君、コーチが太鼓判「間違いなく一番状態がいい」 ブルペンで33球

[ 2017年2月17日 08:40 ]

ブルペンで投球練習するヤンキース・田中
Photo By 共同

 ヤンキース・田中将大投手がキャンプ2日目の16日(日本時間17日)、ブルペンで33球の投球練習を行った。5日にキャンプ地タンパ入りしてからは、これで4度目のブルペン投球。ノーワインドアップとセットポジションの両スタイルから、直球、カーブ、スライダー、シンカー(ツーシーム)、カットボール、スプリットと全球種を投げ込む従来のスタイルで投球フォームや球筋などを確認した。

 見守ったラリー・ロスチャイルド投手コーチは「実にいい内容だった。とても安定して投げられている」と高く評価した。「投げる時のストライド(歩幅)はすでに実戦と変わらない。入団4年目で、間違いなく今年は一番状態がいい」と穏やかな表情でうなずいた。

 田中はシーズンでは投球開始前にスパイク6足分の歩幅をはかることをルーティンとし、一つの基準として投げる。実戦同様と指摘された点については「そんなに意識してないですけど、それぐらいいっているんじゃないかな。でも試合になればもう少し踏み込んでいくと思います」とした。

 例年より早めに温暖なタンパ入りしたこともあり、仕上がりは早い。1年目は移籍直後で要領を得ず、2、3年目は右肘の不安や手術明けなど様子をうかがいながらでもあった。「去年は術後ということもありゆっくりやりましたけど。僕自身の感覚ではこれが普通かなとは思っている。今年は早めに(タンパに)入って投球を繰り返しているので、そこは違いがあるかなとは思いますけど」と好仕上がりを冷静に見つめる。指名された4月2日(同3日)のレイズ戦での開幕投手へ、足取りは順調そのものだ。

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2017年2月17日のニュース