中日ドラ1柳 韓国・KIA斬り3K「全部違う形で取れた」

[ 2017年2月16日 05:30 ]

練習試合   中日5―0韓国・KIA ( 2017年2月15日    北谷 )

<中日・韓国KIA>柳は3番手で登板し2イニングを無失点に抑える
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 中日のドラフト1位右腕、柳(明大)が上々の実戦デビューを飾った。15日にキャンプ地の沖縄・北谷で実施された韓国KIAとの練習試合に5回から3番手で登板して2回を2安打無失点。

 最速138キロながらカーブ、スライダー、直球で3つの三振を奪い、「ゼロに抑えられてよかった。全部違う形で(三振を)取れた」と胸を張った。

 味方に対する投球で打者6人に対して1本塁打を含む3安打で“洗礼”を浴びた10日のシート打撃から一変。中4日できっちり修正し、「前回は球が弱く、高かった。今日は強い球で低めに投げられた」とうなずいた。

 特に偵察した他球団のスコアラーの目を引いたのは29球中、6球を投げたカーブだ。5回1死無走者では元ソフトバンクで昨季韓国プロ野球で33本塁打した李ボムホを110キロのカーブで空振り三振。カウント球だけでなく決め球としても効果的で、巨人・横川史学スコアラーを「カーブを使うスタイルがよく出ていた。緩急を使って的を絞らせない投球だった」とうならせた。

 状況に応じたマウンドさばきも光った。5回に中前打で出した一塁走者を落ち着いてけん制球で刺し、2死一塁からはスライダーで狙い通り三振。森監督も口元を緩めて「結果が出ているうちは投げさせる」と開幕1軍へ向けたテスト継続を明言した。 (水口 隆博)

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2017年2月16日のニュース